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◎ 科学博物館リニューアル記念式典を挙行
 10月2日(火)、小金井キャンパスにおいて、科学博物館本館の耐震補強工事および機能改善のための改修工事が完了したことを記念し、科学博物館リニューアル記念式典が挙行されました。
 本式典には、来賓として長坂潤一文部科学省大臣官房文教施設企画部技術参事官のほか、国・私立大学関係者、博物館関係者および近隣自治体関係者ら約250人が出席し、松永是学長の挨拶、梅田倫弘科学博物館長からリニューアルに関する説明および長坂技術参事官から「リニューアルを機に科学博物館の更なる活躍を期待する」との挨拶があり、中澤靖元工学研究院助教からリニューアルした科学博物館の概要説明がありました。その後、記念講演として、JAXA運用飛行士運用グループ長の山口孝夫氏から「宇宙服開発の歴史と展望―繊維素材の観点から―」と題し、国際宇宙ステーションにおける宇宙飛行士の活躍、宇宙服の機能、米露の宇宙服の特性、JAXAでの開発状況と我が国産業への期待などについて講演されました。
 本式典終了後には、科学博物館本館正面玄関において、関係者によるテープカットが行われた後、出席者による内覧会を行い、江戸時代・明治時代の蚕織錦絵、世界初の人工繊維シャルドンネ人絹(じんけん)、繊維機械などの他、リニューアルに併せJAXAから借用した「宇宙服」、常設展示室として新たに設置された「遠藤 章東京農工大学特別栄誉教授顕彰記念室」に展示されたラスカー臨床医学研究賞のトロフィーや日本国際賞のメダルなどの貴重な展示品に参加者は熱心に見入っていました。
 その後、140周年記念会館(エリプス)において、懇親会・情報交換会が開催され、清原慶子三鷹市長の発声による乾杯、稲葉孝彦小金井市長および山内進一橋大学長から祝辞が述べられ、科学博物館の新たな門出を盛大に祝いました。
 なお、長坂技術参事官は、科学博物館本館の内覧会見学後、工学部総合会館、140周年記念会館などの学内施設を視察しました。
 
主催者挨拶する松永学長 来賓挨拶の長坂技術参事官
 
JAXA山口氏による記念講演会 左から、梅田館長、松永学長、長坂技術参事官、
日比谷ICU学長、藤森同窓会長
 
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