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◎ 平成24年度 公開講座「子ども樹木博士」を開催
 9月1日(土)、府中キャンパスにおいて、小学生とその保護者を対象とした公開講座「子ども樹木博士」が開催されました。
 本講座は、戸田浩人農学研究院教授、小池伸介農学研究院講師、渡辺直明農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センター(FSセンター)自然環境分野長が担当し、子どもたちに身近な自然に興味を持ってもらうことを目的として、14年間継続して開催されています。子どもたちは、グループに分かれて府中キャンパス内を散策しながら、身近な樹木の名前、性質、用途などを、担当学生から丁寧にわかりやすく説明を受けた後、室内で標本を用いて、覚えてきた樹木名を当てる段位テストに臨み、正解数によって初段(10種)から七段(70種)の称号を与えられました。
 当日は、不安定な天候の中での開催となりましたが、幸いにもキャンパス散策中には荒天にはならず、室内での段位テストでは、二度、三度と本講座に参加してかなり実力をつけた子どもたちがおり、小学校3年生で上級問題となる74問中72問正解者と74問全問正解者が現れ、一緒に受けた保護者を上回る成績を残しました。将来は本学に入学し、大学生として解説者側になってほしいものです。
 終了後のアンケートでは、「樹木の名前だけでなくその木に関係する話が聞けてよかった」という感想や、さらに知りたいこととして、「花や木の実のこと」「木の昆虫やきのこの名前」などの意見がありました。子どもたちにとっては、樹木の実物を見ながら名前を覚えることをきっかけとして、樹木や身近な自然に興味を広げていくよい機会となりました。
 
 
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