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◎ 文部科学省実践型研究リーダー養成事業「ニーズ展開実践型高度人材養成モデル化事業」平成23年度イノベーションアクセス特別セミナーを開催
 1月30日(月)、2月7日(火)・14日(火)・21日(火)、府中キャンパスにおいて、趙來光韓国・慶北大学教授を講師に迎え、文部科学省実践型研究リーダー養成事業「ニーズ展開実践型高度人材養成モデル化事業」平成23年度イノベーションアクセス特別セミナーが開催されました。
 本セミナーは、海外の先進的教育機関等から専門家を招き、研究とイノベーションの関係について数日間にわたり少人数制で論議を重ねることによって、学生の思考プロセスを発展させることを目的とし、学生同士のディスカションやプレゼンテーションを通して、グロ―バル社会で役立つ能動的スキルを磨くことを目指しています。
 趙教授は、これまで30年間に渡り、NIRS(近赤外分光法)という研究に基礎から応用まで幅広く取り組み、ベンチャー企業を立ち上げた経験を持ち、イノベーションへのきっかけや失敗談を含め、自らの経験を分かりやすく話されました。
 また、研究開発成功に至るまでの数々の課題点を挙げ、いかにして解決していくのかを学生自らが考え、イノベーションをより一層現実的なものとして捉えるような指導が行われました。学生にとって、現状では論文を提出することや研究・実験を行うことが中心になっており、「果たしてそれが真のイノベーションに繋がっているのか?」といった論議も行われました。
 参加した学生の多くが今後の進路を考えており、最終日には趙教授から「君達には常に希望をもってほしい。イノベーションを起こすことは、年齢を重ねるごとに難しくなってくる。今の若い自分にしかできないこと、やってみたいことに是非チャレンジしてほしい。」とのメッセージがありました。

【イノベーションアクセス特別セミナー実施内容】
1月30日 第1回目 「国際農業時代に必要なイノベーション」
2月7日 第2回目 「イノベーションに繋がる研究開発」
2月14日 第3回目 「事業化されるイノベーション技術と知的財産権」
2月21日 第4回目 「環境産業として発展する農業分野イノベーションの将来性」

 
 
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