学内の動き T行事・イベント
◎ 市民講座「イノベーションを聴く−人に安全・安心な技術−」を開催
 12月3日(土)、小金井キャンパス新1号館において、東京農工大学市民講座「イノベーションを聴く−人に安全・安心な技術−」が開催されました。
 この市民講座は、イノベーションにより生み出される「安全、安心、健康、環境」な技術をテーマに、本学の教員による研究紹介とそれに関する事業を行う企業による事業化技術を一般の方々に分かりやすく紹介するのが目的で、第1回目となる今回は、「クルマの安全・安心」に関わる様々な技術が紹介されました。
 当日は松永是学長の開会挨拶に続き、永井正夫工学府長による「安全、安心な車のための研究」、トヨタ自動車株式会社技術統括部の井上秀雄氏による「車の安全・安心技術の開発」と題した講演が行われ、「21世紀の安全」を目指したクルマの姿がわかりやすく紹介されました。引き続き、本学卒業生で横浜ゴム株式会社タイヤグローバル技術本部の挟間浩久氏による「タイヤの安全設計」についての講演、自動車評論家の清水和夫氏による「魅力あふれるクルマ」と題した講演が行われ、自動車ファンの期待にも応える内容となりました。
 参加者は20代から60代の市民、会社員、学生、教職員など幅広い層にわたり、合計101名を数えました。講座終了後のアンケート結果では、講座内容に関して「大いに満足」「満足」の割合が合わせて85%以上を占め、今回の内容に対する高い満足度が伺えました。また、多くの方が引き継きの開催を希望しており、今後も農工両分野の技術紹介を交互に行っていく計画で、次回は「食の安全・安心」を取り上げる予定です。
 
 
 
←前の記事

515号目次へ戻る