東京農工大学－学報509号　遠藤章特別栄誉教授が米国科学アカデミー外国人会員に選出



◎　遠藤章特別栄誉教授が米国科学アカデミー外国人会員に選出

5月3日(祝)、遠藤章特別栄誉教授(株式会社バイオファーム研究所代表取締役所長)が、米国科学アカデミー(National Academy of Sciences／NAS)の外国人会員に選出されました。　NASは1863年3月に米国において設立され、2,113人の会員と418人の外国人会員からなる非営利の民間研究諮問機関で、会員のうち200人近くがノーベル賞を受賞しています。　今年度は、72人の新会員と15か国から18人の外国人会員が選出され、日本からは遠藤特別栄誉教授とともに、山中伸弥京都大学iPS細胞研究所長が選出されました。　遠藤特別栄誉教授は、血中コレステロール値を下げる物質の探索を確かな科学的見通しの下にスタートさせ、画期的な物質「スタチン」を発見しました。平成18年4月に日本国際賞、同年11月にマスリー賞(米国)、平成20年9月には、米国で最も権威があると言われる「ラスカー賞」の臨床医学研究賞を、同年6月に国際動脈硬化学会賞を受賞しています。