学内の動き T行事・イベント
◎ 平成22年度 公開講座「遺伝子操作アドバンスコース」、
「小中学生のためのコンピュータ講座…ふしぎな画像で遊ぼう」を開催

「遺伝子操作アドバンスコース」
 1月26日(水)〜28日(金)、学術研究支援総合センター遺伝子実験施設において、公開講座「遺伝子操作アドバンスコース」が開催されました。
 本コースは、初心者を対象として、実習を通じて遺伝子操作の基礎を学ぶもので、遺伝子実験施設の設置当初から公開講座として実施しており、関連の講義を含めて、遺伝子実験施設の専任教員が全てのプログラムを担当しています。参加者は大学教員や民間企業の研究開発担当者が多く、社会人を対象としたリカレント教育として評判が高いものです。
 実習では、専任教員から装置の使用方法が説明された後、実験操作について参加者同士で相談、確認しながら進められ、大腸菌を培養し、組換えタンパク質の発現を誘導して、次に、回収した大腸菌から組換えタンパク質を精製し、SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法により検出して、抗体との反応により目的のタンパク質であることを確認しました。
 今回は17名が受講しましたが、遺伝子実験施設で開催する公開講座のリピーターも多く、本公開講座に対する受講生の満足度の高さが伺えました。受講者も互いに顔見知りとなり、異分野間の情報ネットワークを通じて、各自の得意な分野を拡大するのに役立つことが期待されます。
 
 
 
「小中学生のためのコンピュータ講座…ふしぎな画像で遊ぼう」
 1月29日(土)、小金井キャンパス7号館情報工学科PC教室において、公開講座「小中学生のためのコンピュータ講座…ふしぎな画像で遊ぼう」が開催されました。
 本講座は、近隣の小・中学生を対象に、最新の科学技術に興味を持つことを目的として行われ、小学生(5、6年生)8名、中学生3名、保護者3名の計11名が参加しました。
 当日は、斎藤隆文工学研究院教授を講師に、斎藤研究室で開発された画像処理ソフトウェアを用いて、受講者が各自の顔画像をイラスト風に加工する実験を行いました。また、遠くからと近くからとで見え方が変わる掲示板や、単純な模様から立体が浮き出て見える画像などの研究成果が紹介されました。顔画像の加工実験では、どの受講者も熱心に取り組む姿がみられ、中には画像処理を巧妙に組み合わせてユニークな顔画像を作る受講者も見受けられました。
 参加した受講者からは、「もっと長く実験をしていたかった」といった感想が寄せられ、好評のうちに終了しました。
 
顔画像の加工実験(本学学生の顔画像を用いた例)
 
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