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◎ ひらめき☆ときめきサイエンス
「昆虫の夏や冬の過ごし方」を開催 〜

 「ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI(独立行政法人日本学術振興会実施)」は、科学研究費補助金(KAKENHI)による研究成果を大学がわかりやすく発信することで、我が国の将来を担う児童、生徒の知的好奇心を刺激し、知的創造性を育むことを目的に、平成18年度から実施されており、今年度は本学のプログラムが2件採択されています。

 8月5日(木)、農学部キャンパスにおいて、採択プログラムの1つである「昆虫の夏や冬のすごし方」が開催されました。
 当日は35名の参加者(中学生22名、小学生2名、保護者等11名)があり、午前は講義が行われ、昼食時の懇談後、午後は馬場、農場周辺で昆虫採集を行い、引き続き、「解剖実験」と「冬の過ごし方」の実験が行われました。

【実施内容】
(1)昆虫採集法
(2)昆虫標本の作り方
(3)昆虫写真の撮り方
(4)カイコガ解剖実験
(5)冬の過ごし方の実験です。

 昆虫採集法の実際、標本の作り方、写真の撮り方、の講義は大変好評で、炎天下での昆虫採集となりましたが、子供たちは捕虫網を振り回し、元気いっぱい飛び回っていました。カイコガ幼虫の解剖実験の一環として「テグス」の作り方では、驚きをもって実験を楽しんでいました。「冬の過ごし方」の実験では、各種試験溶液を自宅の冷凍庫に一晩置き、それらの凍結状態を観察し、昆虫が冬を越すために取った戦略を学ばせることを行いました。この実験に関しては、凍結状態変化を宿題とし、参加者が提出したレポートの評価と考察に関する添削を行い、各自へ返送することとしています。
 また、講義・実験等が終了した後、「昆虫未来博士号」が授与され、好評のうちに本プログラムは終了しました。
 
講義風景
馬房の見学と昆虫採集
 
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