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◎ 2010年度新任教員研修会を開催
 4月20日(火)、50周年記念ホールにおいて、大学教育センター教育評価・FD部門の企画運営により、大学教員の職務である「研究・教育」について、期待されていることを知っていただくとともに、他の部局の新任者同士が交流を深めることをねらいとして、2010年度新任教員研修会が開催され、平成21年5月〜平成22年4月までに本学に着任された21名が参加しました。
 本研修会は、岡山隆之大学教育センター長の挨拶、参加者の自己紹介の後、笹尾 彰教育担当副学長から「東京農工大学を知る」と題して、本学の歴史や組織の説明があり、続いて、保健管理センターの早川東作教授から「学生とのよりよい関係をめざして」と題して、最近の学生の特徴から、危険なサインの見分け方まで幅広く講義があり、午前のプログラムの最後には、大野弘幸工学研究院教授から読み手を意識したプロポーザルの書き方等科学研究費補助金獲得のコツについて、実例を交えてわかりやすく説明がありました。
 昼食時には、小畑秀文学長、笹尾教育担当副学長、岡山大学教育センター長、大野教授を囲んでの和やかな懇談の場となり、参加者一人一人から本学の印象や抱負が披露されました。
 午後は、普後一農学研究院教授から「大学教員にとっての研究と教育」と題して、進路選択から最近の研究まで講話があり、続いて片山葉子農学研究院教授および山崎孝工学研究院教授から「よりよい授業のコツ」について講話があり、片山教授は、SEEDプログラムの一環で取り組まれた演示型授業について説明され、五感を使った授業の工夫が印象的でした。また、山崎教授は、本学ではまじめに努力する学生が多いことをあげられ、その学生をやる気にさせる講義の秘訣を披露し、学生との間にしっかりとした信頼関係を築いて指導されている様子が伝わってきました。その後、布留川鉄男研修・サポート室員から、「本学における発注・検収体制」についての説明、調麻佐志大学教育センター准教授から、本学の授業アンケートに基づいた「よりよい授業」についての講演があり、最後に岡山大学教育センター長から、参加者一人一人に修了証が手渡され、今年度のセミナーを終了しました。
 参加した教員からは、「非常に勉強になりました。新任研修に関わらず、教員として資質向上がはかられるような機会を設けて頂ければと思います。」、「前任校では、こうした丁寧な解説はなく、大変参考になりました。日頃Webやマニュアル等で情報はあっても、じっくりとそれらを閲読する機会(時間)はなかったように思います。ありがとうございました。」、「学長、副学長のお話が印象的でした。よい教員になれるよう努めます。」との感想がありました。
 
 
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