本シンポジウムは、文部科学省特別教育研究経費の支援を受けて、平成18年度から5カ年計画で実施している「人と調和する情報環境の実現のための共生情報工学研究の推進－真のユビキタス情報環境の実現－」プロジェクトの一環で、研究成果報告の場として毎年開催しています。
当日は、小畑秀文学長による開会挨拶、来賓の小山晴己文部科学省研究振興局学術機関課研究調整官からプロジェクトへの期待を交えた挨拶に続き、安田絹子氏(グーグル株式会社)から、大規模処理システムへの取り組み、グーグルの提供するサービス及び次世代携帯機器などについての講演、プロジェクトリーダの中條拓伯先端情報科学部門准教授から共生情報工学プロジェクトの概要説明が行われ、中條、斎藤・満倉、藤波、清水の各研究室から研究事例を中心とした平成21年度研究成果報告がありました。さらに藤田欣也先端情報科学部門教授から、共生情報工学プロジェクトの将来展望として、低炭素社会実現のための次期研究プロジェクトの方針が発表され、纐纈明伯工学府長から、次期プロジェクトへの期待を込めた挨拶があり、閉会となりました。
当日は、教員、学生を中心に多数の参加があり、本プロジェクトが拓く人と調和した情報環境への関心の高さが窺えました。
研究振興局学術機関課研究調整官>