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◎ 国際シンポジウム「先端ものづくりITエンジニアの育成―各国間・産官学連携の新たな可能性を探る―」を開催
 11月26日(木)、27日(金)の2日間、小金井キャンパス11号館多目的会議室において、アジア人財資金構想(経済産業省・文部科学省共催)による「先端ものづくりITエンジニア育成プログラム」事業の一環として、国際シンポジウム「先端ものづくりITエンジニアの育成―各国間・産官学連携の新たな可能性を探る―」が開催されました。
 本シンポジウムは、日本とアジア、アジアと世界の架け橋となって国際産業界で活躍する「先端ものづくりITエンジニア」の育成を目指す本プログラムの実施2年目にあたり、国内外の各界から広く関係者を招き行われ、これからのグローバル社会に必要とされるIT人材の育成、それを支える各国間・産官学間の戦略的連携等について、多くの事例紹介と共に活発な議論が展開されました。
 当日は小野隆彦広報・国際担当副学長による挨拶、野間竜男国際センター長によるプログラム紹介に続き、基調講演者である林揚哲経済産業省経済産業政策局企画官から示唆に富んだメッセージが代読されたほか、アジアの有力大学(中国:大連理工・復旦・貴州・上海交通大学、タイ:チュラロンコン・カセサート・マヒドン大学、ベトナム:ハノイ工科大学)の招へい者が、グローバル人材育成に向けた各校独自の取組みや戦略構想等について、パネルディスカッションならびにポスター発表を行いました。
 また、小川健司氏(IPA)、齋藤ウィリアム氏(株式会社インテカー)、村上秀人氏(日産自動車株式会社)、金鎭衡氏(KAIST・韓国)の招待講演による論点の複眼的展開を受け、飯尾淳氏(株式会社三菱総合研究所)らを加えたパネルディスカッションでは議論がさらに深化し、中川正樹プロジェクトリーダーの総括により、延べ130名を超える参加者で賑わったシンポジウムは、グローバルIT人材の育成を軸として、参加者間で現状、課題、さらには将来に向けたビジョンの共有が図られ、大変有意義な機会となりました。また、アジア人財プログラム参加留学生によるポスター発表も大好評となりました。
 
 
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