亀山章名誉教授が日本緑化工学会賞技術賞を受賞

 9月26日(土)、兵庫県淡路市の淡路夢舞台国際会議場で開催された日本緑化工学会大会において、亀山 章名誉教授が、日本緑化工学会賞技術賞を受賞されました。
 亀山名誉教授は、農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センターフィールドミュージアム唐沢山の林道において、近年、問題視されている外来植物による緑化工法に代わるものとして、在来種を用いた法面緑化試験を行い、生物多様性に配慮し、新たな種々の緑化工法を開発し、約10年の長期にわたる追跡調査を行い、工法の確立に貢献してきました。
 この成果は、本年6月に改訂された国土交通省の「道路土工指針」に、生物多様性に配慮して外来植物を使わない新たな緑化工法として、「表土利用工法」と「自然進入促進工法」の二つが取り入れたことに結ばれており、本学のフィールドミュージアムの研究業績が高く評価されたものとなっています。
 2010年には、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が日本で開催されることからも時宜を得た授賞となりました。
 
        
<学会賞の受賞挨拶> <学会賞のブロンズ>
<唐沢山試験地研修会> <パンフレット>
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