学内の動き T行事・イベント
◎ 工学部各学科でオープンラボ・体験教室を開催
◇化学システム工学科

 6月20日(土)、小金井キャンパスにおいて、高校生および高等専門学校生を対象とした化学システム工学科の「オープンラボ」を開催しました。
 当日は、42名の参加者(高校生40名、社会人編入希望者1名、高校教諭1名)があり、大学の講義と研究室での実験を体験し、参加者には大変好評となり、本学科の目指す「化学の工学」を理解するよい機会となりました。

【実験テーマ】
1.有機・無機物質の結晶化と構造解析
2.イモから生分解性プラスチックを作ってみよう
3.稲わらを糖に変えよう
4.微生物燃料電池
5.不正軽油を分析しよう
6.材料ナノテクノロジーの世界を覗いてみると
7.パソコンに挑戦!装置をコントロールしてみよう
8.電子顕微鏡で触媒表面の元素分布を観察しよう
9.美肌効果あり 化粧品の結晶を作ろう
10.マイクロカプセルの不思議 -人工細胞・臓器を目指して-
11.重合反応で高分子ゲルを造ってみよう
<オープンラボ体験講義> <オープンラボ体験実験>
 
◇物理システム工学科

 7月27日(月)、小金井キャンパスオープンラボ(開放型実験室)において、物理に興味のある高校生を対象に、大学ならではの装置を用いて実験を行い、物理のおもしろさを体験する、物理システム工学科の「高校生のための一日体験教室(体験物理工房オープンラボ 2009)」を開催しました。
 当日は、共催の高大連携体験教室参加者を含め、参加者総数32名が、本学科が用意した11個のテーマから1つを選択し、午前中に講義と準備、午後に実験を行いました。参加者からは、「学校ではあまり実験をすることがないが、今回の体験で物理に対する興味がわいた」「少人数で丁寧に教えてくれて分かりやすかった」など、実体験を通した感想が寄せられ、大変好評となりました。

【実験テーマ】
1.重力加速度を測る
2.水素のエネルギーを調べる
3.超電導を測る
4.CDで分光器をつくる
5.鉛を貫く宇宙線を測定する
6.霧箱をつくってα線を見る
7.虹を作る
8.パルスレーザーを用いて光の速さを測定する
9.直流モーターをつくる
10.オーロラをつくる
11.砂粒の動き
<「CDで分光器をつくる」の実験風景> <「超電導を測る」の実験風景>
 
◇機械システム工学科

 7月31日(金)、小金井キャンパスにおいて、機械システム工学科の「一日体験研究 発見!メカワールド」を開催し、45名の参加者がありました。
 当日は、機械システム工学科の紹介に続き、ものづくり創造工学センターおよびものづくり4サークル(ロボット研究会、フォーミュラSAE、 エネラボ、 航空研)の見学を行い、その後、14種類のロボット、クルマ、熱流体、材料などに関する体験研究テーマにわかれて、希望の研究室に配属されて、教員および大学生の指導の下に4時間あまり実験等を行いました。参加した高校生は、一様に真剣なまなざしで、まさに研究者として研究テーマに打ち込んでいました。このイベント全体をとおして、より一層機械の魅力を感じられる機会となりました。

【2009年度体験研究テーマ】
1.電気自動車のすべらない話 - モータ制御で雪道でも安全走行-(ポンサトーン研)
2.ほー,こんな風に壊れるのか!- 電子顕微鏡で眺めてみよう-(池田研)
3.音で冷やす冷凍機!? - 熱音響冷凍機の製作-(上田研)
4.動くシステムを自作しよう - マイコン基板自作と制御プログラミング-(佐久間研)
5.コンピュータ上でのものづくり -3D-CAD/CAM と形状測定-(笹原研)
6.航空機周りの流れを室内で作る・見る - 超音速風洞実験の基礎-(亀田研)
7.形を覚えることができる合金(形状記憶合金)とは?(高橋研)
8.スターリングエンジンを作ってみよう!(村田研)
9.レーザーの可能性を探ろう - ホログラフィによる立体写真-(大谷研)
10.乾燥剤を使って空調する - 冷房と除湿の仕組み-(秋澤研)
11.ロボットの知能制御 - プログラムを作ってロボットの動きを制御しよう-(遠山・石田研)
12.ドライビングシミュレーターで車両制御技術を体感してみよう- 自動車のスタビリティ・コントロール-(永井研)
13.CD,DVD で光の性質を知ろう!(梅田研)
14.金属の変形特性の測定実験とオリジナル金属カップの製作実習(桑原研)
<学科紹介> <スターリングエンジンの実験>
<冷凍機の実験> <ものづくりサークル紹介>
 
◇情報工学科

 8月7日(金)、小金井キャンパスにおいて、情報工学科の高校生向け「一日体験教室」を開催しました。
 今年は、「脳波、筋電、心拍などの生体信号を使って普段では自分で気づかないストレスや集中度合い、眠気度合いを見てみよう!」と「顔認識の真実 〜 デジカメは本当に"顔"を認識しているの? 〜」をテーマに、18名が参加し、和気あいあいと情報工学の最先端を体験しました。
 大学院生や4年生がアシスタントとなり、参加者は実際の研究に近い内容を体験することで、研究室の雰囲気や情報工学の魅力を存分に感じていました。写真は、計測した脳波から被験者の状態を推定し、計算機の画面に表示しているところです。
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