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◎  特別セミナー(メンター&FDセミナー)を開催

 8月7日(金)、府中キャンパス連合農学研究科棟第2会議室において、特別セミナー(メンター&FDセミナー)が開催されました。
 本セミナーは、キャリアパス支援センターが主催、大学教育センターが共催して、メンター並びに教職員を対象として、キャリアパス支援プログラムの「研究指導者対象の意識啓蒙・労務・法規研修」の一貫として行われました。
 講師にお迎えした結城章夫山形大学学長(元文部科学省事務次官)からは、「日本の大学をめぐる状況と山形大学の挑戦−教職員の意識改革を目指して−」と題して、国の財政支援の削減、大学全入時代の到来、大学の合併・統合の動き、法人化の制度設計の考え方、山形大学の経営方針と具体的な経営改革、学生支援、教養教育から基盤教育へ、学士課程教育としての一貫性・統一性の確保等について、明確明瞭に示された講演があり、本学の大学改革のあり方、考え方に示唆を与える内容でした。
 渡辺三枝子立教大学大学院ビジネスデザイン研究科教授からは、「キャリア教育とメンタリング−よいメンターとは−」と題して、制度としてメンタリングに至るまでの経緯、メンターとメンティとの関係、メンタリングの心構え等、メンター制度のあり方、方向性が明確に示されました。
 樋口弘和株式会社トライアンフ社長からは、「新入社員はなぜ期待はずれなのか」と題して、景気悪化に伴う求人倍率の低下、質を重視した採用活動、「質」を重視する背景、企業に求められる「質」の高い人材とは、「質」の高い人材になるため今すべきこと等について講演され、参加者自身の問題として熱心に聞き入る姿が多く見られました。
 当日は、メンター13名、小畑家秀文学長、理事及び教職員49名、外部機関から13名のほか、多地点制御遠隔講義システムにより、岩手、岐阜、静岡、鳥取、島根、山口、愛媛、香川、高知及び鹿児島の10大学にも参加いただき、それぞれの講演終了後には活発な質疑応答が行われるなど、大変有意義なセミナーとなりました。
 
<結城章夫山形大学学長> <渡辺三枝子立教大学大学院
ビジネスデザイン研究科教授>
<樋口弘和
株式会社トライアンフ社長>
 
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