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◎ 「女性獣医師の社会復帰のための再教育支援プログラム」
第7回講演会を開催

 7月12日(日)、ファイザー株式会社新宿文化クイントビル「OVAL HALL」において、今年度で3年目を迎えた文部科学省委託事業「出産・育児で休業した女性獣医師の社会復帰のための再教育支援プログラム」による第7回講演会を開催しました。
 当日は、『伴侶動物の悪性腫瘍(その3)−先端獣医療現場におけるアプローチ』をテーマに、本学卒業生である酒井道子酒井石神井獣医科病院院長を座長に、田中あかね本学獣医学科准教授・『学び直し』臨床獣医学コースマネジャーが『担癌動物と暮らす飼い主へのメンタルケアと信頼関係の構築』をテーマに、癌患畜の診療において、特に飼い主とのコミュニケーションの重要性を解説したのに続いて、松田浩珍本学獣医学科教授・「学び直し」プロジェクトリーダーが『苦手意識をなくそう!-分子標的治療薬のメカニズムと使い方』と題し、難しいと敬遠されがちな分子標的薬の作用メカニズムや使い方を解説しました。最後に古阪徹日本大学板橋病院耳鼻咽喉・頭頸部外科科長・日本大学大学院医学研究科外科系准教授により特別招待講演として『最先端の癌治療』をテーマに講演があり、人医において有効的な癌の超選択的化学療法として注目される局所動脈注入法の実際の手技や獣医領域への応用の可能性について解説がありました。
 今回この講演会を初めて学外で開催しましたが、60名あまりが参加者し、交通の便の良い新宿での開催は多くの方に喜ばれ、「飼い主とのコミュニケーションの重要性を痛感した」、「新しい癌治療を知ることができ有意義だった」などの意見が寄せられました。
 8月及び9月には、臨床獣医師養成講座初級コースhttp://www.tuat.ac.jp/~manabi/を予定してます。
 
 
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