◎ 情報工学科主催の特別講演会を開催

 12月17日(水)に、工学部新1号館L0111教室において、日立製作所フェローである神原秀記本学客員教授による特別講演会が、情報工学科主催で開催されました。
 当日は、情報工学分野をはじめ、生命工学分野などの教職員、学生約80名が出席しました。松永 是 学術・研究担当副学長による神原先生の紹介が行われた後、「第1部 バイオ分野の発展とDNA解析技術の進歩」、「第2部 明日を担う諸君へ-研究開発40年の経験から-」の2部構成で講演いただきました。
 第1部では、バイオサイエンスの動向および今後の発展と、先生の開発されたDNAシーケンサに関する講演で、30億文字にもおよぶヒトゲノムの解読に大きく貢献したDNAシーケンサの基本原理、ポストゲノム時代の情報工学の役割などについて、前提知識のない学生にも大変分かりやすい説明をしていただきました。第2部では、これまでの研究生活におけるさまざま困難に直面したときにどのように克服してきたかを含めた、気さくなお人柄がうかがえるご自身の体験や、若者へのメッセージをいただきました。先生の40年にわたるご経験に基づくお話は、参加者それぞれの心に残り、今後研究・開発を進めていく上での指針となる講演会となりました。
  


<神原客員教授>

<松永副学長>
  
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