松永是学術・研究担当副学長が東京都技術振興功労表彰を受賞

 10月1日(水)に、松永是学術・研究担当副学長が東京都技術振興功労表彰を受賞し、東京都知事より表彰されました。
 東京都技術振興功労表彰は、科学技術発展のために尽力し、科学技術の進歩、産業の発展、都民生活の向上に貢献した方に授与されるものです。

 松永副学長は、環境水や水道原水の安全供給を目指した実用化開発にいち早く注力し、その礎となる基盤技術の構築に取り組み、具体的には、細胞と電極との直接的な電子のやりとりを制御する技術、計測する技術についての研究を行い、微生物の電気化学的な殺菌技術や微生物による毒物センサ(バイオセンサ)の開発で世界を先導してこられました。
 本研究の成果である毒物検出用のバイオセンサは、寒冷地(北海道)から温暖地(沖縄)までのモニタリングに適応しており、全国の浄水場で利用されています。
 今回、電気化学的な手法に基づくバイオセンサ技術の研究開発により、強酸性条件下において生育可能である鉄酸化細菌Acidothiobacillus (旧名Thiobacillus) ferrooxidansを用いた水質モニタリングシステムを構築したことが高く評価されての受賞となりました。
 
 
 
 
 
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