◎ 科学体験教室「Engineers Week ROBOLAB
 (エンジニアズ・ウィーク ロボラボ)教室」開催

 9月27日(土)、小金井キャンパス12号館において、小学5年生から中学2年生を対象に、科学体験教室「Engineers Week ROBOLAB(エンジニアズ・ウィーク ロボラボ)教室」が開催されました。エンジニアズ・ウィークは、技術者自らが子どもたちに科学技術の面白さを伝え、エンジニアの仕事に興味をもってもらう活動として、IBMなどの企業が協賛し、アメリカで始まったプログラムです。今回、日本アイ・ビー・エム EWeek ボランティアチーム、JWEF 日本女性技術者フォーラム、本学 女性キャリア支援・開発センターが共催し、20名の小中学生にロボットのプログラミング体験をしてもらいました。

 当日、本学の紹介に続き、日本アイ・ビー・エムの菅原香代子技術理事より、「エンジニアとは ?」という題名で、エンジニアとは何をしている人なのか、エンジニアの仕事は普段の生活のなかでどのように役に立っているのか、などについて説明をしていただきました。その後、パソコンを使ってレゴ・ロボットの動きを制御するプログラムを作り、思い通りにロボットを動かす「ROBOLABプログラミング」を行いました。
 「ROBOLABプログラミング」では、最初に簡単なパソコンゲームを使ってプログラミングの疑似体験を行った後、参加者一人につき一台の車型レゴ・ロボットを組み立て、そのロボットを動かすために必要な基本プログラムを学びました。会場に設けられた直線や曲線のコースを走るため、各自が試行錯誤してプログラミングを行いました。その後昼食をはさみ、レゴ・ロボットに搭載した光センターを使って枠線をはみ出さずに走る車や、黒い枠線の上だけをなぞるように走る車のプログラミングなど、さらに難しい課題に挑戦しました。各参加者とも、与えられた課題を解決しようと時間が過ぎるのを忘れるほどプログラミングに熱中し、試行錯誤を経て課題を成功させた時はガッツポーズで喜び、周囲も健闘を称えるなど、白熱した雰囲気の中企画が進行しました。また、昼食後の休み時間には本学の科学博物館の見学を行い、繊維工業の変遷などについても学びました。終了後は、参加者全員が「楽しかった」とコメントするなど、子供たちの科学技術やエンジニアに対する興味を大いに喚起できる内容となり、盛会のうちに終了しました。
 

  
 
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