◎ 文部科学省「質の高い大学教育推進プログラム」に
「学科横断Φ型パッケージ・プログラム教育」が採択

 平成20年度文部科学省の「質の高い大学教育推進プログラム」に、本学の「学科横断Φ型パッケージ・プログラム教育−学びの幅と深さを実現する農学系パッケージ・プログラム教育システムの構築−」が採択されました。
 この「質の高い大学教育推進プログラム」は、大学設置基準等の改正へ向けた積極的な対応を前提に、各大学・短期大学・高等専門学校から申請された、教育の質の向上につながる教育取組の中から特に優れたものを選定し、広く社会に情報提供するとともに、重点的な財政支援を行うことにより、我が国全体としての高等教育の質の保証、国際競争力の強化に資することを目的としています。
 採択されたプログラムの概要は以下のとおりです。

 従来とは異なる履修課程の設計方法(パッケージ・プログラム教育システム)により、教員組織と履修課程の分離を合理的に行い、学生自身が自らのカリキュラム設計に参画し、PDCA(Plan、Do、Check、Action)によって教育の質を不断に向上させることのできる教育システムを学士教育課程において構築します。これにより、学びの幅と深さを兼ね添えた農学系パッケージ・プログラム教育が行えます。 
 
【具体的な3つの取り組み】
T パッケージ・プログラム方式による構造化カリキュラムの1学科での実践
(PDCA のPlan とDo)
U 戦略的FDによる当該カリキュラムに対するPDCAサイクルの実現
(PDCAのCheckとAction)
III 学科による従来の履修課程(学びの深さ)に加えて、学科横断のパッケージ・プログラムと学部共通履修スーパーフィールド実習プログラムの設置(学びの幅)によるΦ型教育システムの構築
 
 
  
※ Φ型教育システムとは
 中軸は5学科の個別学術分野の履修課程を、上軸は社会ニーズ対応型の4履修プログラムを、下軸は農学系学士教育の普遍的基盤であるフィールド実習プログラムを表す。中央の輪は、本教育システムを実体化させるために不可欠な学科横断の連携実施体制(連携の輪)を象徴している。
 
  
 ※ プログラムの詳細は、こちらから
 
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