◎ インドネシア科学技術会議を開催
 8月25日(月)、26日(火)の2日間に渡り、小金井キャンパスにおいて第17回インドネシア科学技術会議が開催されました。
 インドネシア科学会議とは、最新の研究成果のシェア、在日インドネシア研究コミュニティーによる意見交換等を通じて、日本・インドネシアの協力推進に寄与することを目的とした会議です。今回は、在日インドネシア留学生協会の企画・主催、在日インドネシア大使館および本学の後援のもと、農工大インドネシア学生会が幹事となり開催されました。特に、今年が日本とインドネシア外交樹立50周年を迎える記念すべき年であるということもあり、両国の包括的関係性の強化が議題の中心に据えられました。
 開会式では、小畑秀文学長およびロニー P. ユリアントロ在日インドネシア大使館首席公使が祝辞を述べられ、その後、本学の小畑秀文学長、小野隆彦 広報・国際担当副学長とガジャマダ大学のレッノウ・スーディビョウ副学長との間で両校の国際学術交流協定調印式も挙行されました。
 同会議の日インドネシア友好フォーラムでは、ユーソラ・アンウェルインドネシア大使閣下および枝村純郎元在インドネシア日本国大使が祝辞を述べられ、多くの熱心な参加者による活発な意見交換が行われるなど、未来の日インドネシア関係のために意味のあるものとなりました。
2日間に渡る会議は、当初の目標を達成し、参加者・関係機関にとって有意義なものとなりました。
 さらに、26日(火)、本学の府中キャンパスにおいて、ガジャマダ大学のスーディビョウ副学長ら代表団は、窓口教員である農学府船田良教授、FSセンターの竹内道雄センター長、島田順教授との間で両大学間の今後の協力関係構築のための意見交換を行った後、農場、ブルーベリー畑、牛舎などを見学しました。
 なお、ガジャマダ大学は1949年にインドネシアで最も伝統のある総合大学で、近年では2006年のタイムズ誌の大学ランキングにて人文科学の分野で47位、バイオメディカルの分野で73位と位置付けられています。また、日本では東京大学や東京工業大学など様々な大学と協定を結んでいる国際交流の活発な大学です。
 
 
  
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