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農学府修士2年 淡路麻寿美さんが「第7回国際ゲノム会議」 ポスター発表で最優秀賞受賞 |
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11月27日(火)、28日(水)に東京国際フォーラム(千代田区丸の内)で開催された第7回国際ゲノム会議において、農学府生物生産科学専攻修士2年(蚕学研究室所属)の淡路麻寿美さんが最優秀ポスター賞を受賞しました。 本会議は、独立行政法人日本学術振興会の主催で、今まさに急激に発展しつつあるゲノム科学の最新の成果を知り、超並列シークエンサーなどの新技術がもたらす医学生物学の新たなる展開を展望することを目的として開催されました。会議には先進各国から408名が参加し、「見えてきた新たなる地平」をテーマに、最先端の講演や発表が行われました。ポスターは75課題の発表があり、優秀ポスター賞2課題と最優秀ポスター賞1課題が参加者の投票により選出されました。 最優秀ポスター賞を受賞した課題は「薬剤に対する抵抗性分離モデルの樹立と薬剤耐性遺伝子のcDNAリンケージによる解析」です。その内容は、これまで遺伝解析が困難であった発現の不安定な遺伝形質について、カイコを用いて形質分離モデルを作出し、cDNAリンケージにより遺伝子座位を決め、その周辺の候補遺伝子の中からRNAiなどにより原因遺伝子の同定を試みるというものでした。淡路さんの所属する蚕学研究室は工学部の前身である繊維学部の養蚕学科の流れをくむ唯一の研究室で、カイコを用いた昔ながらの遺伝・発生の研究を行ってきました。しかしながら、近年の分子遺伝学の進展に伴い、10年ほど前から核酸を対象とした研究を開始し、今回発表した内容は、それら新しい研究をまとめたものでした。ポスターの第1発表者は淡路さんで、第2発表者の連合大学院博士課程1年の村上聡さんが作成の中心を担当しました。予想もしなかった賞を受賞して、表彰を受けた淡路さんは頭の中が真っ白になってしまい、式後早々に会場を後にしたとのことでした。 |
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このような賞を頂くことになり、驚きと共に大変光栄に思っております。未熟な私が受賞できたのも、蜷木教授、横山准教授、蚕学研究室の皆様、ならびに共同研究者の皆様のお力添えがあったおかげです。この場をお借りして深く感謝申し上げます。 | ||||
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