◎ 平成19年度公開講座を開催
「児童、教師を対象とした稲作体験」
 - 6月1日(金)〜11月30日(金)-
 今年も府中市立第三小学校の5年生、約120名を対象に「小学生を対象とした稲作り体験」を開催いたしました。5月24日に田植えを、10月10日に稲刈りをFM本町で行いました。体験はクラスごとに交代しながら、ほぼ半日かけて(各クラス1時間程度)100uほどの田んぼで田植えと稲刈りの作業を体験しました。田植えでは、植えることはおろか、歩くことさえおぼつかない子供もいましたが、それでも、田んぼの土の感触を楽しんでくれていました。稲刈りでは、初めての子がほとんどの割には皆手際よく刈取りをし、刈取り後に、お土産の穂のついた稲をうれしそうに持ち帰っていったのが印象的でした。
  
<田植え>   <稲刈り>
  
「子供たちと動物たちのふれあい授業」
 - 5月1日(火)〜12月20日(木)-
 毎年、子供たちが動物と親しみ、興味持ち、そして正しく理解をして欲しいと願いつつ、学内で飼育されている家畜を用いて、地域生態システム学科、獣医学科、生物生産学科の学生やFSセンター、馬術部、ミニホースの会、農ゼミAAE−TUAT(動物介在教育研究会)の協力を得て行っています。
 今年は、6月21日に府中市立新町小学校4年生約80名、7月12日に府中市立第九小学校ふたば学級約20名、8月29日に晴見町子供会の約30名、9月28日に府中市立第六小学校2年生約120名、11月1日に同小学校1年生約120名が来校し、ヤギやウシ、ヒツジとのふれあいを行いました。
 また、11月22日にはお隣の多摩市立第1小学校を訪問し、1年生約90名を対象に、同小学校で飼育しているウサギと持参したヤギとイヌを用いてふれあい授業を行いました。日頃ふれることのない自分より大きなウシにふれ、暖かさに感動し、ヤギやヒツジの身体と自分の身体とのどこが同じでどこが違うかを観察し、聴診器で心臓の鼓動が動物によって違うことを発見し、自らの手で餌をあげる体験を通して親近感を感じていました。
 参加した学生にとっても、事前に下調べをすることにより自ら学び理解し、さらに人に伝える体験を通して、より深い学習ができる機会になったと思います。
 
  
                                                      〈次の記事→

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