「女性獣医師の社会復帰のための再教育支援プログラム」に関する
第2回講演会を開催

 12月8日(土)、本学農学部2号館2-11講義室にて、今年度からスタートした文部科学省委託事業「出産・育児などで休業した女性獣医師の社会復帰のための再教育支援プログラム」において、免疫学の基礎と小動物臨床領域で問題となるアレルギー疾患へアプローチするための知見を学ぶことを目的に、第二回教育講演会「アレルギー治療の基礎から最前線まで」を開催しました。
 講演会では、座長である東京都獣医師会品川支部長の古谷隆俊氏(品川区開業)の進行のもと、まず、講師としてお招きした麻布大学獣医薬理学講座の折戸謙介氏が「免疫・アレルギー疾患治療薬の作用と副作用」をテーマに、基礎薬理学研究と臨床獣医学の橋渡しとなる講演をされました。次いで、プロジェクトリーダーでもある本学大学院共生科学技術研究院松田浩珍(まつだひろし)教授が「免疫学に立脚した動物のアレルギー治療を考える」と題して、免疫の基礎から動物のアレルギー臨床における最新の情報まで、わかりやすく解説を行いました。講演終了後には、積極的に質疑応答が行われ、講演への関心の高さが窺われました。また、2号館多目的ホールにて開催の協賛企業の展示では、3D教材のデモ体験なども行われました。
 当日は、本学獣医学科同窓会、東京都獣医師会、埼玉県獣医師会、横浜市獣医師会などの獣医師を中心に、獣医師の卵や動物の飼い主などを含めた70名以上が参加し、熱心に講演に耳を傾けていました。
 講演会の参加者アンケートでは、「とてもわかりやすかったし、面白かった。」「こういう機会をもっと増やして欲しい。」などの意見が多数を占め、また、本プログラムに対しては「早くコース開催を実施して欲しい。」「全学的に取り組んで欲しい。」など、大きな期待が寄せられました。
 
 次回第三回講演会(平成20年2月11日)では、本学動物医療センター長岩崎利郎教授および帯広畜産大学獣医学科川本恵子准教授を講師として、動物の皮膚や耳の感染症について、基礎から臨床までを見据えた内容で講演を開催する予定です。どうぞお気軽にメールや電話でお問い合わせ下さい。(メールアドレス:manabi@cc.tuat.ac.jp、電話とファックス:042-367-5916)
 
 
 
  
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