樹木名の鑑定結果により各グレードの認定証を授与する「子ども樹木博士」が、今年も府中キャンパスにおいて、8月22日(水)から8月31日(金)までを自習日、9月1日(土)と2日(日)をテスト日に設定して開催しました。この講座は、本学が全国に先駆けて始めたユニークなものでしたが、その後、各地で同様のプログラムが催されるようになり、全国的な連絡組織もつくられています。地域生態システム学科が担当しており、学科の教員2名と大学院生・学部生12名が、それぞれの日に対応しました。
参加者は112人(予習日42人、テスト日70人)で、小中学生とその家族が大半でしたが、小中学校の教員の参加もみられました。インストラクター役の学生は、2~3人で数人の受講者を受け持ち、約1時間30分をかけて構内の樹木の名前や特徴、用途などについて説明した後、教室内で普通コース50種、上級コース70種の樹木名の鑑定テストを行い、正解した樹木名の数で初段から10段までの認定証が授与されました。
樹木を仲立ちにして楽しく交流し、来年の再会を約束した子どももたくさんいました。なおアンケートの一部を紹介しますと、参加者の居住地は、府中市43%、国分寺市24%、小金井市21%であり、性別では男女約半数づつ、学年は小学生89%、中学生11%でした。受講理由は、親や先生や友達に誘われてが多く、樹木に興味がある人も多くいました。公開講座を知ったのは、市の広報38%、大学からの連絡30%、学校の先生の紹介15%であり、この公開講座に対する評価は100%が満足(大満足77%、満足23%)という結果でした。 |