◎ 「新しい地球人養成プログラム」が採択
 文部科学省「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」

 平成19年度から新たに実施される文部科学省「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」に本学が申請した「新しい地球人養成プログラム」が採択されました。 このプログラムは、学生の人間力を高め人間性豊かな社会人を育成するため、入学から卒業までを通じた組織的かつ総合的な学生支援プログラムのうち、学生の視点に立った独自の工夫や努力により特段の効果が期待される取組みを含む優れたプログラムを選定し、広く社会に情報提供するとともに、文部科学省の財政支援により、各大学等における学生支援機能の充実を図ることを目的としたもので、本学からは学生生活委員会を中心にまとめて提案したものです。
採択されたプログラムの概要は以下のとおりです。

 本学では「使命志向型研究教育―美しい地球持続のための全学的努力」という基本理念のもとに、自らが主体的に考え、体験型学習、問題解決型学習に取り組むことができる学生の養成に力を入れており、課外活動もその一環で、学生が自ら考え、主体的に取組む活動を積極的に支援し、リーダーシップやコミュニケーション能力をもつ学生を育成することが学生支援の大きな使命であると考えています。 本プログラムは、本学の基本理念のもとに、問題解決能力を持ち、自分で考えて実行する「責任を持つ賢い市民」の育成のために地域に貢献する学生の自主的な活動を支援するもので、既に地域において高い評価を得ている災害ボランティア、森林ボランティア、ごみダイエットなどの活動を積極的に支援するとともに、循環型社会を支える新しい活動を展開できるよう「新しい地球人養成プログラム」(循環型社会を支える主体的学生活動の育成)を立ち上げるものです。
 
 具体的には、社会連携の視点に富む専任のコーディネータを配置する「学生活動支援センター」を設置し、学内外から持ち込まれる様々なアイディアを検証し、社会との連携に必要な情報を収集、ノウハウを蓄積し、成果の公開を行います。また、社会的ニーズが高い「ボランティア」、「リサイクル」、「ものづくり」の3つのグループを組織し、どのサークルでも支援が必要となればいつでも学生活動支援センター活動に参加できる体制を構築します。学生活動支援センターでは、萌芽的な自主的活動を生むために、「活動企画コンテスト」を行い、学生が企画、提案、実施、評価を実体験します。こうした活動を通してリーダーシップ、コミュニケーション能力の育成を図り、美しい社会の建設を目指す「責任を持つ賢い市民」としての自覚、成長を促す教育的効果を期待するものです。
    
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