本学卒業生 鈴木由路氏が「ハンググライダー世界選手権」出場へ

 2006年8月にアメリカ合衆国・テキサス州(会場:BIG SPRING)にて開催された『プレワールドチャンピオンシップ(flexクラス)』において、本学出身で元ハンググライダー部員(平成18年工学部機械システム工学科卒)の鈴木由路(すずき ゆうじ)さんが、日本人トップの成績を修め、見事世界大会出場権を獲得(日本代表チーム6名の一員)しました。
 本大会は2年に一度、世界大会出場を競うために開催されていますが、鈴木さんは参加人数95名中29位で、日本人最高位となりました。
 世界大会へ出場するためには、@前年度国内ランキングで50位以内、Aプレ世界大会で参加人数の40%以内かつ30位以内に入りさらに日本人最高位、という過酷な条件を満たす必要があり、鈴木さんは不断の努力で世界大会出場という夢を成し遂げることができました。
 鈴木さんは、大学入学後にハンググライダー部へ入部したそうですが、先輩たちから熱心な指導を受けているうちに、トップを目指す志が芽生え、また毎週大空に羽ばたく環境に楽しさを覚えたと語られています。また、後輩たちに対しても「学生でも目標に向かって全力で頑張れば、必ず上位を狙うことができる!」との熱いメッセージを残されています。
世界大会は、今年8月上旬にプレワールドチャンピオンシップと同じ会場で開催されるそうですが、鈴木さんが世界大会において掲げる目標は、@日本人トップ、A日本人過去最高順位の17位以内、とのことで技術・知識を最大限に生かして素晴らしい成績を残してもらえるものと期待されます。
 

<出場する鈴木さん> 
 
(世界大会応援サイトはこちら→ http://www.hang-aid.com/ ) 
 
【 世界大会出場する先輩へのエール 】 工学部物理システム工学科 3年
ハンググライダー部  大森 崇弘
 日本代表として8月にテキサスで行われるハンググライダー世界戦に出場することになった鈴木由路さんについてご紹介します。
 鈴木さんは、大学入学直後にハンググライダーという存在を知り大空の魅力へと引き寄せられていきました。鈴木さんは、学生時代に社会人の大会でも上位の成績を修め、半年間オーストラリアに武者修行しハンググライダーのスキルの向上に努めるなど、己の好奇心を追求しています。 ときには、Flying Chicken(農工ハング部の名称)の行事においても後輩の面倒や場を盛り上げていただける素晴らしい先輩です。
 また、鈴木さんは、ハンググライダーの存在を知らない学生にも、その楽しさを教えフライヤーを増やす普及に努めております。
 鈴木さんが日本代表のチケットを手に入れたのは、去年テキサスで行われたプレ世界戦で世界の強豪がうごめく中で、風の状態を分析する冷静さや豊富な経験で上位を勝ち得たからであり、世界戦に向けてライトスピードRSという最新鋭の機体に乗り換え世界の上位を目指しております。
 後輩一同、尊敬する鈴木さんのご活躍を祈っています。
  
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