◎ 放射線安全管理の向上に向けて 
 本年2月から全学的に実施しておりました「管理下にない放射性同位元素等」の調査が、4月末に終了し、調査結果を取りまとめた最終調査報告書を文部科学省に無事提出いたしました。平成17年に引き続き過去2年間で2回の全学徹底調査を実施することになり、教職員の皆様には大変なご迷惑をおかけ致しましたが、積極的なご協力の下、約2ヶ月で調査を終了することができました。
 今回の調査は、本学における放射線管理に不備があったことに端を発しており、そのこと自体は不名誉なことでありましたが、逆にこれを契機として全学的な徹底調査を短期間で成し遂げ、今後の放射線安全管理の更なる向上の端緒とすることができたことこそが重要であり、かつ意義深いと思われます。そして、本学に「管理下にない放射性同位元素等」が存在していないことを明確にできたことも、放射線安全管理上、非常に重要です。
 放射線安全管理に限らず、本学における環境衛生・安全管理上の問題がいくつかクローズアップされてきました。改善すべき点は、まだ残されておりますが、本学における安全管理レベルを高めていくよう全教職員が意識し、実現に向けて今後も努力していくことが必要となります。結果に安心することなく、放射線関連の教育活動等を全学的に着実に実施し、放射線安全管理の更なる向上を目指していきたいと考えておりますので、引き続き皆様のご協力をお願いいたします。
    
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