卒業生 米山勝美氏が日本農学賞を受賞

 本学卒業生米山勝美氏(現在明治大学農学部教授、農学部長)が平成19年度日本農学賞および第44回読売農学賞を受賞されました。日本農学賞は農学関係の学会の推薦を基に日本農学会が選考を行うもので、日本の農学研究者間における最高の栄誉とされております。米山氏は日本農薬学会の推薦により受賞されました。また、読売農学賞は日本農学賞の受賞者に対し、読売新聞社から授与されるものです。両賞の授賞式は平成19年4月5日に執り行われました。
 米山勝美氏は、1966年本学農学部農学科植物防疫専攻を卒業後、東京大学大学院農学系研究科に進まれ、1968年に理化学研究所に入所されました。理化学研究所で研究員として勤務しておられた1986〜1987年には、ドイツ マックスプランク研究所で最先端の植物バイオテクノロジーに関する共同研究を行われ、それらを礎に細菌病に強い遺伝子組換えタバコを世界で初めて作出され、この技術は東欧において実用化されています。米山氏は、1990年から明治大学農学部で研究と教育に邁進され現在に至っています。今回、理化学研究所から明治大学での研究成果である「植物病原菌の病原因子の解明と病害抵抗性植物の創成に関する先駆的研究」のタイトルで受賞されました。
 受賞講演において、米山氏は、これまでの研究業績を紹介されるとともに、農学研究者が直面している、食の安全・安心に関する、研究者と消費者の理解のギャップについて述べられ、今後の農学教育のあり方についても議論をされました。卒業生がこのような活躍をされ、農学の将来について熱く語られたことは本学にとって大変名誉なことです。また、米山氏と本学では現在も芝草病害等に関する感染病理学の研究を通じて活発な研究交流が行われております。
 今後の米山氏の研究のご発展を期待しております。  
 

<右から2番目:米山氏 (右から3番目:寺岡教授、一番左:有江准教授)
 
【米山勝美氏からのメッセージ】
 この度、思いがけなく大変栄誉ある日本農学賞および読売農学賞を受賞することになり誠に光栄に存じております。今回の受賞は、東京農工大の先生を含めて多くの先生、研究者、教え子のご協力とご支援により得られた成果の賜であり、研究にご協力を頂きました方々に心より感謝を致しております。今後とも、植物病害制御技術の発展に微力ながらお役に立てるよう努力したいと思いますので、東京農工大学関係者の皆様のご支援を宜しくお願い申し上げます。 
 
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