◎ 第一回 共生情報工学シンポジウム「人と調和する情報環境の
実現のための共生情報工学研究の推進」を開催

 真のユビキタス情報環境の実現を目指し、「人と調和する情報環境の実現のための共生情報学研究の推進」プロジェクトが、文部科学省特別教育研究経費の支援を受けて平成18年度から5ヵ年計画でスタートしました。このプロジェクトは、共生科学技術研究院のシステム情報科学部門と先端生物システム学部門を中心に、多数の研究室が一致団結して推進するものです。
 
 その一環として、3月16日(金)に、小金井キャンパス11号館において「第一回 共生情報工学シンポジウム」を開催し、平成18年度の研究成果を報告しました。
 シンポジウムでは、小畑秀文学長による開会挨拶、来賓の国立大学法人支援課課長補佐 小山晴己氏から、プロジェクトへの期待を交えた挨拶がありました。続いて、NTT先端技術総合研究所長市川晴久氏から、「ユビキタス時代のコミュニケーションとコンピューティング基盤」という、今回のシンポジウムにまさにうってつけの題目で、今後のユビキタス時代の方向性についてご講演いただきました。その後、システム情報科学部門の藤田欣也教授と中條拓伯助教授による共生情報工学プロジェクトの概要説明が行われ、寺田、斎藤、川島、中條の各研究室の研究事例を中心とした平成18年度研究成果報告があり、真のユビキタス情報環境の実現に向けた本プロジェクトの方向性が示されました。最後に、松永是工学府長による閉会の挨拶があり、本プロジェクトに対する学内外の期待についてのお話がありました。
 当日は、50名を超える企業や他大学の研究機関の研究者ならびに、本学教職員および学生などの多数の参加が得られ参加者は、メモをとりながら興味深く聴き入っていました。
  

 
  
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