◎  生物システム応用科学府でベストティーチャー賞を授与

 生物システム応用科学府(BASE)の平成18年度ベストティーチャー賞受賞者が決定しました。学生アンケートの集計の結果、本年度は生体機構情報システム学専修の柏木孝夫教授および笹原弘之助教授と循環生産システム学専修の佐藤令一助教授が受賞しました。
 BASEでは、本賞の選考はまだ2回目ですが、ファカルティーデベロップメント(FD)活動の一環として様々な取り組みとの連携を模索しています。たとえば、昨年度のベストティーチャー賞受賞者にはダブルで副賞が付きました。1つは、博士前期課程の授業「実践発表T」における「パワーポイントファイルの作り方と発表のポイント」と題した講義の機会です。ベストティーチャーとしての名誉ある講義が行われました。また二つ目は、教授会の後のFD活動として行われたセミナーで、その講義の概要が紹介され、「学生に身に着けて欲しい感覚と技術の教え方」が討論され、教員にとって意義ある勉強の場になりました。
 BASEの本賞の選考方法やFDとの連携については「試行中」という位置づけにあり、それらはまだ定型化されていません。しかし、小回りが利く点を武器にして、効果的な制度に向けた改良が模索されています。BASEにはこの他に、修士論文最終報告会で選考される「学生ベストプレゼンテーション賞」の制度があります。学生も教員も、プレゼンテーションに高い意識を持ち互いに切磋琢磨する場所にしたいと、BASEでは皆そのように考えています。
 

<左から佐藤令一助教授、柏木孝夫教授、笹原弘之助教授>
 
【笹原助教授からの受賞メッセージ】
 BASEにはさまざまな分野の学生が集まっています。専門が異なる学生にも興味を持ってもらえ、専門が近い学生にはより深い学習へのきっかけとなるような講義をできたのが受賞につながったと思います。ありがとうございました。
 
【佐藤助教授からの受賞メッセージ】
 この度はBT賞を有難うございました。大変光栄です。授業をする側と受ける側の感覚と要求が今ずいぶんずれている。そんな認識をもとに行ってみた授業にたくさんの学生さんが投票してくれました。教員誰しもが考えていることを組み合わせて実施しただけですが、私には珍しくうまくいったということでしょうか。
 
 
 
  
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