◎ 技術経営研究科 特別招聘教授による特別講義を開催

 8月26日(土)に田町キャンパスイノベーションセンター1F国際会議室で、技術経営研究科 特別招聘客員教授である日産自動車兜實長 伊佐山建志氏による特別講義が開催されました。昨年度の第1回特別講義「何で企業は倒産するか」に続くもので、今年度は「ゴーン流経営とは何か」のタイトルで、日産のV字回復のポイントと、これからの企業経営に関する講義とディスカッションを、本学技術経営研究科学生約50名及び技術経営研究科教員出席のもとに午前10時から午後6時過ぎまで行ないました。
 伊佐山先生は、経済産業省の貿易局長、通商政策局長、特許庁長官等を歴任、2001年より日産自動車(株)の副会長に就任され、カルロス・ゴーン社長の片腕として、同社の業務改革を推進してこられました。日産自動車のV字回復は書物ではいろいろと紹介されていますが、実際の生の話を直接聴くことのできた感銘深い内容でした。
 この特別講義は、伊佐山先生の講義と技術経営研究科学生によるグループワークの発表からなっており、学生は5グループに分かれて、あらかじめ与えられていたグループワーク課題の検討結果を発表しました。発表内容の綿密さとレベルの高さに、伊佐山先生から昨年度よりもレベルが少し上ではないかという評価をいただくなど、MOT教育の成果が着実に上がってきていることを示すものとなりました。
 終了後、伊佐山先生を囲んで簡単な懇親会を行いました。学生、教員ともに、企業のトップと身近に話すことのできるまたとない機会で、伊佐山先生のお話に大いに啓発された一日となりました。
  
  
    
←前の記事〉                                              〈次の記事→


452号目次へ戻る