農学部4年 米谷法子さん
     WUOC(世界大学オリエンテーリング選手権大会)日本代表に

 4月8日、9日に栃木県矢板市で開催された『ナショナルチャレンジ矢板大会(兼世界選手権、ユニバーシアード代表選考会)2006』において、東京農工大学オリエンテーリング部員で農学部地域生態システム学科4年の米谷法子(よねや のりこ)さんが、見事準優勝となりました。
 また優勝を果たした皆川美紀子(みながわ みきこ)さんも本学出身(06.3農学部環境資源学科卒)で、2名そろって8月にスロバキア共和国の街コシツェで行われる世界大会の『WUOC(World University Orienteering Championship)2006』に日本代表として出場することが決定しました。
 競技は、地図とコンパスを頼りに地図上に記されたチェックポイントを順番に回ってタイムを競うものであり、迅速かつ的確なナヴィゲーション能力が問われるレースです。またレースは主にアップダウンの激しい森の中を駆け巡って行われるため、日頃から身体を鍛錬しておく必要があります。今回の選考会を兼ねた大会はこれまでの努力が実を結んだ結果であり、全国から参加した並み居る強者を打ち破って2名とも快挙を成し遂げました。
 世界大会に向けて、皆川さんは既に海外にて合宿生活に突入しており、米谷さんもこれから厳しいトレーニングを積んでいくそうですが、日本代表として素晴らしい成績を残すことが期待されます。
 

 
 
【 国際大会に向けて 】
農学部地域生態システム学科森林科学コース4年
東京農工大オリエンテーリング部 ・ みちの会所属
米谷 法子
 オリエンテーリングという競技は、本場は発祥の地でもある北欧であり、生涯スポーツとして若い人からお年寄りまで(下は4歳ぐらい、上は90歳以上!!)世界各国で楽しまれています。オリエンテーリングには色々な楽しみ方がありますが、基本的にはコンパスと地図を頼りに個人で速さを競うものであり、体力・地図を読む力・判断力の全てが問われるスポーツだと私は考えています。驚くことに、方向音痴の人が意外と多いです。
(競技の説明はコチラ⇒http://www.tuat.ac.jp/~ol/orienteering.html

 
 東京農工大OLC(オリエンテーリング部)は、2年前のインカレ・ミドル競技個人で優勝者を輩出、リレーにおいても男女共に6位以内に入り、その他の国内大会においても様々な成績を残してきました。今年は特に女子が強く、関東インカレにおいて上位を独占、9月インカレロング競技・3月インカレミドル競技に向けて各自のペースで、時には団結して頑張っています。

 今回、私は4月の選考会で2位通過し、WUOC2006(World University Orienteering Championship)の日本学生代表として選ばれました。それからは2週間に1回のペースで国内合宿を行い、他の代表メンバー(男女各6名)と共にWOUCに向けて頑張っている途中です。皆川さんにおきましては、4月の選考会後から、長期海外遠征をし着々と力を付け、国際大会FIN5でのD21Bクラスで見事優勝しています(現地7/11)。
 WUOC2006@スロバキアは総勢31カ国(男子119名、女子99名)がロング・ミドル・スプリント・リレーの4種目で競い合います。

 今回、WUOC2006の日本学生代表として選考されたことを通じ、自分の好きなことに向かって努力できること・応援してもらえることは非常に幸運であると感じます。遠征・合宿のほとんどが自費に近いものなので、学生である私にとって、援助してもらえることは非常に支えになります。私は直前直後と院試を控えているためにミドル競技にしか出場できませんが、残り少ない時間を有意義に使い、スロバキアでは納得のいくレースができるよう頑張ってきますので、応援よろしくお願いいたします。
 
※参考サイト
  WUOC2006 : http://www.tuke.sk/obeh/wuoc2006/index.php?act=entries
農工大OLC : http://www.tuat.ac.jp/~ol/
  みちの会 : http://www.orienteering.com/~michi/
 
  
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