◎ 日立製作所-東京農工大学包括連携協定記念講演会を開催
 7月6日(木)小金井キャンパス新1号館-L0111室にて、鞄立製作所-情報通信グループリーダ&CEO 執行役専務の篠本 学氏をお招きして、日立製作所-東京農工大学包括連携協定記念講演会『ユビキタス情報社会でのモノづくり』を開催しました。小畑秀文学長をはじめ役員、部局長、教職員、学生から一般の方々まで約150名の来場者を得て、大盛況となりました。
 篠本氏による講演は、日立製作所の国産1号のモーター開発のエピソードや同社における“モノづくり”の基本理念、情報化社会で“いつでも、どこでも、安心して、欲しいもの”を手に入れる為の技術などについて、日本を代表する電機メーカーとして時代をリードしてきた日立製作所のありのままの姿を余すところなく紹介した、大変わかりやすい内容でした。特に、腕時計型センサーネット端末(心拍監視)、自律飛行見回りシステム(小型/軽量/無人/安価/安全)、自動車の乗り心地等のIT技術などの具体例による説明は多くの方の興味を惹きつけました。
 また、同社は、次世代ハードディスク技術、陽子線がん治療、生活支援ロボット等、既に多分野で産学連携の成功例を上げており、今後の本学との組織連携においても、ライフサイエンスやメディア処理分野における共同開発や人材育成などを中心として、新たな価値の創出に向けた取り組みが進められると期待されます。
 講演終了後は、参加者(先生方や学生)より多数の質問が、出されましたが、時間のゆるす限り、篠本氏より丁寧なご返答を頂いて、記念講演を終了しました。
  

<篠本氏>  

   
  
←前の記事〉                                              〈次の記事→


450号目次へ戻る