◎  「先端研究開発指向の人材育成共同プログラム」が採択
          文部科学省「派遣型高度人材育成協同プラン」
                           (大学院インターンシップ)

 平成17年度から実施される文部科学省の「派遣型高度人材育成協同プラン」に、本学の「先端研究開発指向の人材育成共同プログラム」が採択されました。

 「先端研究開発指向の人材育成共同プログラム」の概要は以下のとおりです。
 本プロジェクトは、大学院博士後期課程学生を企業に派遣してその研究活動に主体的に従事させる実学指向の教育プログラムで本学が企業と協同で開発し、運営する新しいコンセプトのインターンシップです。
 このプログラムの特徴は、(1)派遣先が学生の専門分野にとらわれないこと、(2)十分な事前教育を行うこと、(3)企業での研究活動の経験をもとに特別計画研究(博士後期課程の必修科目)を実施し本学教員と企業研究者の評価を受けることです。
 このプロジェクトの趣旨は、産業界などからしばしば狭さを指摘されている大学院博士後期課程学生の視野を効果的に広げ、実践力と課題探求能力の涵養を図ることです。  
   
*「派遣型高度人材育成協同プラン」とは?
 近年、科学技術人材育成の大きな課題として、自らの専門分野の位置づけを社会的活動全体の中で理解し、現実的課題の中から主体的に問題設定を行い、それに取り組む能力のある「高度専門人材」の育成が急務であるとの認識が、大学及び産業界の双方で高まっています。
 「派遣型高度人材育成協同プラン」では、これらの要求に応えるため、これまでの主として就業体験や職業意識の形成を目的としたインターンシップとは峻別し、産学が人材の育成・活用に関して建設的に協力しあう体制を構築することにより、社会の抱える諸問題や産業界の取組を理解し、知的基盤社会を多様に支える高度で知的な素養のある人材を育成する、これまでにない新たなコンセプトのインターンシップの開発を文部科学省が大学に委託するものです。
  
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