2nd International workshop of Cyanofactoryを開催いたしました。(2015年3月5日、6日)

2015.03.13

去る2015年3月5日、6日に2nd International workshop of Cyanofactoryを開催いたしました。


私どものCRESTプロジェクト、「シアノファクトリの開発」では昨年度に引き続き、ヨーロッパFP7にて進行している研究プロジェクト “CyanoFactory” の研究者を中心に世界の先鋭の研究者をご招待し2nd International workshop of Cyanofactoryを開催いたしました。一日目は海外からの招待者に御講演をいただきました。EU FP7 CyanoFactoryの招待者からはシアノバクテリアで機能する遺伝子ツール関連の発表として、スウェーデン・ウプサラ大学Peter Lindblad博士、ポルトガル・ポルト大学Paula Tamagnini博士、および遺伝子組み換え藍藻の安全性確保のための研究としてスロバニア・リュブリャナ大学Marko Dolinar博士、フォトバイオリアクターの開発として、イタリア・学術研究会議Giuseppe Torzillo博士およびフォトバイオリアクターを販売しているKSD Innovations GmbH社からHans J. Schmitz CEOに御講演いただきました。またアメリカ・カリフォルニア大学Davis校からは藍藻を利用した物質生産系に関して多くの論文を発表されている渥美正太博士に御講演いただきました。 一日目の夜には、21件のポスター発表を行い、筑波大学の淺田遼さんがポスター賞を受賞しました。また東京農工大学の坂本一平さん、酒井雄大さんがrunner-upを受賞しました。

二日目は筑波大学の鈴木岩根博士、我々のCRESTプロジェクトチームからし静岡大学のStefano Ferri博士、東京農工大学の吉野知子博士に御講演いただきました。

本ワークショップは、日本のシアノファクトリチームと海外のシアノファクトリチームの交流を目的に、昨年度から始まりました。本年度はワークショップのみならずEUFP7のCyanoFactoryの研究室に実際に学生を派遣し、人材交流も開始しました。本ワークショップでは、研究結果に関しての議論に加え、如何にして国際交流を進めていくかに関して具体的な意見を交わしました。本ワークショップを通すことで、2つの異なるシアノファクトリのより発展的な国際交流活動および共同研究が推進され、加速度的に研究成果が得られることが期待できます。


当日の会場の様子


招待講演者のご紹介
  • Peter Lindblad先生: Uppsala University, Sweden   URL
  • Paula Tamagnini先生: Instituto de Biologia Molecular e Celular, Portugal   URL
  • Marko Dolinar先生: University of Ljubljana, Slovenia  URL
  • Giuseppe Torzillo先生: CNR-ISE, Italy  URL
  • Hans-Jürgen Schmitz先生: KSD Innovation GmbH, Germany
  • Shota Atsumi先生: University of California, Davis, USA   URL
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