研究内容   -世界に挑戦しよう-

概要

東京農工大学 鈴木研究室では、Society 5.0でのテラヘルツIoT(Internet of Things)、サーマル(熱)マネジメント、AIを活用したメタマテリアルズ・インフォマティクスを目指して、テラヘルツ波帯アンテナメタサーフェス熱放射制御などの研究・開発を行っています。

テラヘルツ波帯アンテナ・メタサーフェス・熱輻射制御 〜現在


2019年8月6日 招待講演資料


鈴木 健仁, "極限屈折率材料の探索とテラヘルツ波帯への応用," 応用物理, vol.86, no.10, pp.897-902, Oct. 2017.


佐藤 建都, 鈴木 健仁, "無偏光・超高屈折率・低反射なメタサーフェスとメタレンズへの応用" 2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会, 11a-Z24-4, オンライン開催, Sep. 2020.


岩井 正, "メタ・マテリアルズ・インフォマティクスに向けて
TensorFlow導入編"


佐藤 建都, 中尾 春映, 鈴木 健仁, "高屈折率無反射メタサーフェスの高機能化," 2019年第80回応用物理学秋季学術講演会, 19a-PA2-10, 北海道大学, Sep. 2019.


朝田 晴美, 鈴木 健仁, "熱輻射制御に向けた高屈折率無反射メタサーフェスの設計," 2019年第80回応用物理学秋季学術講演会, 19p-PA5-2, 北海道大学, Sep. 2019.


中尾 春映, 鈴木 健仁, "バルク材料のための10を超える超高屈折率・低反射な積層構造メタマテリアル," 2018年第79回応用物理学秋季学術講演会, 20a-PB3-8, 名古屋国際会議場, Sep. 2018.


研究内容紹介資料

2013年度版はこちらをご覧ください。


鈴木 健仁, 石原 功基, 大内 隆嗣 (上記3名取材協力), "高屈折率・極低反射・低損失なテラヘルツメタマテリアルを実現―産業応用化に向け、テラヘルツデバイスの超小形化・省エネ化へ貢献―," 電子情報通信学会誌, vol.99, no.2, pp.159-160, Feb. 2016.

© 電子情報通信学会 2016


テラヘルツテクノロジーフォーラム
テラテク通信 Vol. 12 No. 1

メタマテリアル 〜現在

解説

   

 メタマテリアルは任意に誘電率、透磁率を設計できる可能性を秘めています。しかし、解析・設計技術は、明確に確立されているとは言い難い状況にあります。そこで、解析・設計技術の構築と試作、実験による実証を目標に、電磁メタマテリアルの基盤技術の構築を進めています。将来的な新しい物理機構やデバイス構造の創造には必要不可欠な技術です。現在、テラヘルツ波帯での任意屈折率設計に向け、金属周期スリット構造の解析→設計→作製→実験への取り組みを進めています。

 本研究の一部は文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究 「電磁メタマテリアル」 公募研究(平成23年度〜平成24年度)の助成のもとに行われています。研究推進のための本研究助成に心より感謝申し上げます。

テラヘルツ波新規光伝導アンテナの研究 〜2015年頃

 未開拓周波数帯のテラヘルツ領域では、高感度な発生・検出素子による2次元可視化技術やミリ波では帯域が不足する超高速・大容量通信の実現を目指した基盤技術の開発が望まれています。電磁界解析技術を駆使して、新規光伝導アンテナの研究を行っています。

  • テラヘルツ波放射・検出用光伝導アンテナ
    解説


    共同研究先の大阪大学 レーザーエネルギー研究センタ− 萩行研究室、福井大学 遠赤外領域開発研究センター 谷・山本研究室 に心より感謝申し上げます。

ミリ波高性能導波管平面アンテナの研究 〜2011年頃

 ミリ波周波数帯では自動車レーダ、固定無線アクセスシステム、無線LANなど各種高速無線応用に向けて研究を行っています。ミリ波帯で高利得・高効率実現可能な導波管スロットアレーアンテナの研究を行っています。

  • 縦壁付き一層構造導波管スロットアレーアンテナ(縦スロット)
    解説

  • 空胴付導波管スロットアレーアンテナの繰返不要設計法
    解説

  • 縦壁付き一層構造導波管スロットアレーアンテナ(横スロット)
    解説