Yu Nakayama Laboratory

Tokyo University of Agriculture and Technology
中山悠研究室@東京農工大学

配属関連のFAQです.見学やご相談などは随時受け付けますが,FAQは事前に読んでおいてください.

研究について

どんな研究に取り組みますか?

IoT関連の様々なシステムを取り扱っています.企業との共同研究などのプロジェクトが多く,課題や求められる技術が多岐にわたるため,必然的に研究テーマも多岐にわたります.具体的なテーマの例については,Webページ上の記事や論文として数多く発表していますので,そちらをご参照ください.また詳しい内容などは,担当している所属学生に質問していただければ,優しく教えてくれるはずです.


研究テーマはどのように決まりますか?

ご本人の興味や適性と,取り扱っているプロジェクトに応じて,個別に相談しながら臨機応変に決めていきます.能力やお気持ちに応じていくつかのプロジェクトに携わることもあります.誠実に取り組む限りは可能な限りのサポートをしますが,最終的にはご本人のモチベーション次第な面があるので,スキルや興味に応じて取り組みやすいテーマを設定できるように,とは考えています.なお,テーマによってはプロジェクト雇用も可能です.


学会発表などの出張はありますか?

研究成果は基本的に,著名な国際会議や論文誌などに投稿し,発表します.様々な機関から受け取った研究資金(税金も含まれます)を使って研究をしているため,外部の専門家からの審査などを受け,学術的な成果をきちんと出す必要があるためです.国際会議の場合,海外へ出張して発表に行くことになります(ただし社会情勢の影響でオンライン開催の場合には,その限りではありません).他に国内での活動の宣伝や議論のために,国内学会/研究会などで発表することもありますが,それがメインというわけではありません.
さらに,実験のために外部機関へお出掛けする,共同研究先の企業に打ち合わせに行く,展示会に出展して説明員をする,など様々な機会があります.ただし強制参加ではなく,そういったチャンスに積極的に参加したい,という方が向いていると思います.


どんな学生が向いていますか?

いわゆる性格の良い人(明るく,優しく,協調性のある方)が向いていると思います.特に企業との共同研究などのプロジェクトが多くなっていることもあり,研究活動を学生一人で行うことは事実上,不可能です.教員や研究室の同僚,共同研究先の方など,様々な人とコラボレーションし,報告や相談,ディスカッションをしながら進めていく必要があります.ですので,連絡や相談をすることが苦手な方や,ディスカッションを恐れる方には厳しい環境かもしれません..
また,最終的にはご本人のモチベーションが重要なので,何らかの興味関心や将来やりたいことなど,内発的な動機づけのある方は,とても向いていると思います.なお,恐らく他の研究室とは時間の感覚が異なるため,学生生活をのんびりと満喫したいタイプの方にはまったく向かないと思います.社会人になってから無限に遊べるため,せっかくの貴重な学生時代を無駄にしないことをオススメしています.


初心者ですが,ついていけるでしょうか?プログラミングスキルや英語力は必要ですか?

スキルがあって苦労することはありませんが,必須ではありません.上記のような素養さえあれば,スキル面については努力で十分に身に付くので,まったく問題なく研究活動ができると思います.ただし,既にプログラミング等が得意な人もいますので,現状に見合った努力が必要にはなると思います.世の中には,楽をして得られるものはあまりないからです.


配属後のタイムスケジュールはどのようになっていますか?

個別に相談をして,当面取り組むテーマを決めます.近いテーマを担当している先輩などにも教えてもらいながら,国際会議への投稿などを目指します.基礎的な勉強期間などは特に設けておらず,研究しながら勉強していくスタイルです(勉強しなくても大丈夫,という意味ではないです).勉強と研究は異なるものなので,導入として研究のプロセスを一通り経験することが重要だと考えています.研究の楽しさを実感できた方が,モチベーションも上がるのでは,と期待しています.

進路について

配属や院試の情報はどこから得られますか?

本研究室は,知能情報システム工学科/専攻に属しているため,配属や院試の方法については,学科/専攻の担当にお問合せください.


院試のサポートはありますか?

研究室としては,特に行っていません.ただし,先輩に聞けば色々と親切に教えてくれると思います.


就活のサポートはありますか?

本研究室は教員も企業出身ですので,ご相談いただければサポートできます.
なお,「就活の期間は研究活動があまりできないですが,大丈夫ですか」と恐る恐る(?)聞いてくる方がいますが,論理的に考えれば自ずと大丈夫に決まっていると思います.ちなみに就活に限らず(課外活動でも何でも),「~~がしたいです」といったことは特に否定しないので,安心して教えてくだされば大丈夫です.それぞれの人生だからです.ただし,何らかのプロジェクトに参加している場合,雇用の関係や外部との調整が事前に必要になるケースがあるため,きちんと事前にタイミングよく相談する,ということが重要です.「事前に」という点がポイントで,後からだと(対策がとれないので)意味がなく,結果的に言い訳になってしまいます.正しく相談ができない場合には,ご自身の信頼性が低下する,周囲に迷惑がかかる,などの不利益が発生することがあり,それは良くないです.

生活について

コアタイムはありますか?

ありません.取り組んだ時間で自分を評価するのは良くないことと思います.とはいえ,時間をかけないで出来ることはほとんどないので,きちんと適正に努力する必要があります.ただし,外部機関との連携も多いため,規則正しい生活をして,世の中の人が働いている時間に活動した方が,あらゆることが円滑に進むはずだとは思います.


テレワークはできますか?

できます.ただし,研究テーマによりますが,実験や機器の都合などで場所が限定されることはあり得ます.またテレワークだと,教員や同僚とのコミュニケーションが必然的に減少するので,研究がスムーズに進みにくくなる恐れはあります.slackなどで日々コミュニケーションをとりながら進めてはいますが,特に研究活動に慣れない学生のうちは,オンライン化の弊害をどうしても避けられないように見受けられます.


定期ミーティングはありますか?

ありません.定期ミーティングの開催や出席が目的ではないからです.日々,対面やslackで報告や相談をするほか,必要に応じて打ち合わせを設定します.定期ミーティングよりも進捗報告やディスカッションの機会が多くなっている,とも言えます.


研究環境は整っていますか?

オフィスはフリーアドレスです.チェアなどはかなり良い物を使っているので,快適に過ごせるかと思います(就職した際には,ほぼ確実にグレードダウンすることになります・・).ミーティングルームも快適という評判です.個人用のノートパソコンや,各種の実験用デバイスなどは,必要に応じて購入します.高性能なワークステーションも複数台あり,シェアして利用しています.ドローンや水中ドローン,3Dプリンタ等も揃っています.お掃除ロボット等も完備しています.当面は予算が潤沢にあるため,モノが無くて困る,研究環境が悪くて不快である,ということはまずないと思います.


アルバイトやクラブ活動をしながら研究はできますか?

もちろんできます.メンタルケアの観点からも,研究室に閉じずにコミュニケーションを図ることは非常に大切です.ただし,研究活動が多忙になることもありますので,状況をみながら実施してほしいです.なお,研究活動よりも他の活動の方が重要であるという考え方も当然あって,各自が自分の人生を好きに生きたら良いと思っています.ただし,その場合には,ぜひ事前に(配属前に)教えてください&大学院での本研究室への進学は強く非推奨します.


経済的な事情から,アルバイト日数を増やす必要があるのですが・・

教員にご相談ください.本研究室では,プロジェクトごとに人件費を確保しており,学生をアルバイト雇用するケースもあります.詳しくは,直接問い合わせてください.

研究環境について

学生オフィス

場所は7号館4Fです.フリーアドレスで,その日の気分に応じて好きな席に座っています.

冷蔵庫など

オフィスには冷蔵庫など必要なものは一通り揃っているので,快適に生活できます.

PCなど

PCなど研究用の機材は,必要に応じて購入できます.機種の指定は特になく,好みに応じて選べます.

実験室/サーバルーム

居室の隣には,実験室兼サーバルームがあります.静かな環境が必要なときなどにも使えます.

サーバラック

ワークステーションやネットワーク機器なども一通り揃っており,みんなでシェアして利用しています.

3Dプリンタ

実験室には3Dプリンタも設置してあり,必要に応じて好きなだけ使えます.

クッションなど

デスクワークで体を痛めないように配慮しています.研究用のものもあります.

大型ディスプレイ

インタラクティブディスプレイを備え付けてあり,各種ミーティングに活用できます.

同居人(?)

いつの間にか同居人(?)が増えました.和やかに研究に取り組んでいます.