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  • テラヘルツ波放射・検出用光伝導アンテナ

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    光伝導アンテナは、比較的高効率かつ広帯域にテラヘルツ波を発生させることができます。従来の設計では、自由空間に置かれたダイポールアンテナを誘電体層の実効誘電率を考慮した簡易な解析で行っていました。波長に対して非常に大規模で解析が困難なためです。将来的な精密なアレー設計のため、より的確な解析モデルの検討が必要です。そこで、まずは単素子モデルでの解析と超微細インクジェット工法による試作、テラヘルツ時間領域分光法での放射スペクトルの測定を進めています。

    1. Katsunari Irie, Mikio Saigusa, Keisuke Takano, Masanori Hangyo, John Young, Kohji Yamamoto, Masahiko Tani, Takehito Suzuki, "Analysis and Estimation of Spectrum Characteristics for Dipole Photoconductive Antenna that includes Photocurrent and Receiving Antenna Effects," IRMMW-THz, Tue-C-2-4, Wollongong, Australia, Sep. 23-28, 2012.
    2. 入江 克成, 三枝 幹雄, 高野 恵介, 萩行 正憲, ジョン ヤング, 山本 晃司, 谷 正彦, 鈴木 健仁, ‘‘光伝導電流による給電と受信アンテナを考慮したダイポール型光伝導アンテナのスペクトル解析と評価,’’ 2012年春季 第59回 応用物理学関係連合講演会, 17p-E8-10, 早稲田大学, Mar., 2012.
    3. 入江 克成, 高野 恵介, 萩行 正憲, 山本 晃司, 谷 正彦, 鈴木 健仁, ‘‘誘電体層と基板レンズを考慮した解析による 光伝導アンテナの周波数スペクトル分布,’’ 電子情報通信学会 東京支部学生会研究発表会 第16回, pp.61, 機械振興会館, March 12, 2011.