大学の修士課程では無機化学・分析化学の教室でしたが、総合化学メーカーで自動免疫分析システムの開発に従事するようになり、バイオや医療分野の研究開発に21年間携わっていました。なかなか順調にはいかない製品開発など苦しいこともありましたが、たくさん新しいことを学んだ研究者生活を過ごせたと思います。 その後、特許や論文などを中心とした技術系の調査会社に異動してからは、医療・ヘルスケアだけでなく、バイオテクノロジー、農業関連技術、生物機能を活用したモノづくり技術など幅広い生命産業に関連した調査を行っています。 経済産業省、特許庁、厚生労働省、農林水産省、NEDO、JSTなど公的な調査では俯瞰するという視点の持ち方も新しい経験でした。 現在の職務では、技術開発だけでなく知財戦略の必要性や政策、規制、市場などさまざまな情報を加えた総合的な分析の重要性も実感しています。 自分の知識・経験だけでなく、それぞれの先端産業に従事している方をゲスト講師にお呼びして各産業の特色なども伝えていきたいと思います。 |
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