About us

中川研究室では,ヒューマンインタフェースと手書き文字認識を中心に研究を行っています. 特に,文字認識技術とその応用に関する研究を行っています.

指・ペンのインターフェース

スマートフォンで使用されているタッチスクロール機能は,中川教授が考案された特許が使用されています.
2010年度には大学特許収入日本一位となり学生会館の改築に利用されました.

手書き認識

オンライン手書き認識の分野ではスマートフォンの9割,タブレットの半分で利用されていました.
研究室で開発された認識エンジンは大学発のベンチャー企業iLaboから提供され,Samsung GALAXYに標準搭載された他,Sony,NECのタブレットなどに使用されました.
本研究室作成の手書き文字パタンデータベースは,日本の大学や大手企業で利用され研究に貢献しています.

歴史文書処理

研究室では古文書の自動解析に取り組んでいます.
日本で古くから使用されていた「くずし字」の認識では,幣研究室の学生が第21回PRMUアルゴリズムコンテストにて最優秀賞を受賞しました.
このほかに奈良平城京跡から発掘される木簡の画像処理と解読支援および公開などを通じ歴史研究の一端を担っています.

教育利用

教育分野では電子化が進められています.
過去には電子黒板,タブレットの教育ソフトウェアに関する研究がされていました.
現在はセンター試験から大学入学共通テストへといった時代の流れとともに,手書き答案の採点支援・自動採点の研究へとシフトしています.