私は仮面をかぶっている 「社会」という名の 「学校」という名の 欲望や嘘がうずまく中で その中で処していくために 自分の欲望に一歩近付くために 無遠慮に 他人の領域に踏み込んでいく 哀れな 乾いた者よ 今 その手の中を見よ その中に 何を見るのか 己れの請い願う 小さな宝か 己れの失った 壊れて元に戻らぬ宝箱か 仮面をとれ 地面に投げ捨てよ 嘘でかくした自分を さらけ出せ 今 強く そして 強く