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◎ 「GIYSE(グローバル科学技術人材養成)プログラム:第2回クラスステージ」を開催
 GIYSEプログラムは、2018年度よりJSTから委託された事業で、将来、科学の専門分野で国境を越えて活躍する研究者、技術者を目指す高校生のためのプログラムです。研究を進める際に必要な知識を学習するクラスステージ(定員40名)と、個別に課題研究を行うラボステージ(定員15名)の2段階で構成されています。今年度のクラスステージは、年5回開催する計画で、2020年9月27日(日)に第2回目のスクーリングを実施しました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、第1回に引き続き、オンラインで開催しました。
 午前中の「English Communication for Scientists」では、第2回目として、国際共通語としての英語を使うためのポイントを学び、東京農工大学に在籍する留学生TAとともに、科学実験の動画を英語で説明する課題に取り組みました。事前課題として実験動画を視聴した上で、グループワークを行い、内容をまとめました。留学生TAと日本語ファシリテーターのサポートの下に、受講生同士が協力し合ってグループ毎に発表しました。また、その後に、フィードバックを行いました。
 
「English Communication for Scientists」講義の様子 グループ発表の様子
 午後の、本学農学部生物生産学科の大川泰一郎先生が担当された農学講義「福島県における東京農工大学の農業復興研究活動」では、福島県富岡町での復興支援の取り組みについて講義頂きました。現地に適したイネ品種「モンスターライス」の開発から育成、環境保全型無農薬有機育苗が可能な技術の開発、ドローンなどに象徴されるIoT、AIを活用したスマート農業の導入など、豊富な映像資料を交えての講義で、震災後の農業復興の現状と課題について学びました。
 
大川泰一郎先生の講義 中継会場の様子
 また、「Basic Skills for Scientists」の第1回目講義では、研究者としての基本的な倫理を講義で学び、その後、「研究不正」の課題でグループディスカッションを行いました。具体的な事例について議論することで、今後行う実験や調査についての心構えを学びました。
 
「Basic Skills for Scientists」講義の様子
次回以降のクラスステージは、第3回11月1日(日)、第4回12月20日(日)、第5回2021年2月13日(土)・14日(日)の開催予定です。
 
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