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◎ 「GIYSE(グローバル科学技術人材養成)プログラム:第1回クラスステージ」を開催
 GIYSEプログラムは、2018年度よりJSTから委託された事業で、将来、科学の専門分野で国境を越えて活躍する研究者、技術者を目指す高校生のためのプログラムです。研究を進める際に必要な知識を学習するクラスステージ(定員40名)と、個別に課題研究を行うラボステージ(定員15名)の2段階で構成されています。今年度のクラスステージは、年5回開催する計画で、2020年8月30日(日)に第1回目のスクーリングを実施しました。今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインで開催しました。
 開講式では、グローバル教育院長の千年篤先生の挨拶とコーディネーターの藤井先生よりGIYSEプログラムの概要についての説明を受けました。続いて、本学農学研究院の千年篤先生が担当された農業経済学の講義「貧困、飢餓、農業開発」では、経済問題、国際政治問題、社会問題が複雑に絡み合って、現代は飢餓と肥満が並行して存在していること、食料増産に地域間の格差があり、気候変動の影響等によって食料生産が不安定化して、特にアフリカ・貧困諸国で食料不足が深刻になる可能性が高いこと、その解決策としてのアグロフォレストリー普及の取り組みについて講義いただきました。
 
中継会場での様子(千年篤先生の講義) オンライン講座の様子
 また、「English Communication for Scientists」では、第一回目として、グローバルに活躍する人の要素、そして、国際共通語としての英語を使うためのポイントを学びました。そして、東京農工大学に在籍する留学生TAとともに「アイテムを説明する」課題に取り組みました。オンラインでのグループワークでしたが、留学生TAと日本語ファシリテーターのサポートの下に、初対面の受講生同士が協力し合って、グループでの発表をしました。
留学生TAを交えたグループワーク
 
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