◎ 文部科学省科学技術振興調整費 「若手研究者の自立的研究環境
  整備推進プログラム」 「女性研究者支援モデル育成」が採択 

【若手研究者の自立的研究環境整備促進プログラム】
◇ 若手人材育成拠点の設置と人事制度改革
 若手研究者の自立的研究環境整備促進プログラムは、今年度から始まる第3期科学技術基本計画における科学技術システム改革の中核となる施策の1つです。この科学技術システム改革では、人材の育成、確保、活躍の促進を主要な課題とし、公正で透明な人事評価に基づく競争性の下、若手研究者に自立性と活躍の機会を与えることを通じて、活力ある研究環境を形成することを目標の1つとして掲げています。その中で、本プログラムは、世界的研究教育拠点を目指す大学等において、テニュア・トラック制を導入し、若手研究者に自立性と活躍の機会を与える仕組みを導入するものです。今回の選定は、本学が「世界的研究教育拠点を目指す大学」、すなわち研究大学として認知されたという意義があるものです。本プログラムへの応募件数は41件であり、9件のみの採択でした。本学以外では、大阪大学、東京工業大学、京都大学、名古屋大学、東北大学、東京医科歯科大学、北陸先端科学技術大学院大学、九州大学からの申請が採択されています。 
 
※ 本学が提案した「若手人材育成拠点の設置と人事制度改革」の概要は、こちらから
 
 
【女性研究者支援モデル育成】
◇ 理系女性のエンパワーメントプログラム
 「女性研究者支援モデル育成」は今年度から新たに設定されたプログラムで、優れた女性研究者がその能力を最大限発揮できるようにするため、女性研究者が研究と出産・育児等を両立し、環境整備や意識改革など研究活動を継続できる仕組みを構築するモデルとなる取組みを支援するという趣旨です。本学は農学と工学の2つの学問分野からなる理系大学であり、理系の女性研究者の活躍に対する取り組みが求められています。そこで、「理系女性のエンパワーメントプログラム」と題して提案を行ないました。本プログラムへの応募件数は36件であり、その中から10件が採択され、本学以外では、北海道大学、東北大学、お茶の水女子大学、東京女子医科大学、日本女子大学、早稲田大学、京都大学、奈良女子大学、熊本大学からの提案が採択されています。

  
 
※ 本学が提案した「理系女性のエンパワーメントプログラム」の概要は、こちらから
 
   
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