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東京農工大学
 環境地盤研究室

 
はじめに
地球の温暖化や地殻活動の活発化に伴い,地球規模での災害が顕著になってきています。たとえば,2004年12月に発生したスマトラ島沖地震はマグニチュード 9.3と非常に大きな規模で,この地震による津波によって,30万人以上の人命と構造物に大きな被害をもたらしました。また,2005年8月のハリケーンカトリーヌは米国ニューオリンズ市に壊滅的な打撃を与えました。我が国では,2004年10月にマグニチュウド6.8の直下型地震(新潟県中越地震)が発生し,農業施設を含む多くの構造物が被害を受けました。本年3月には能登半島地震が発生しています。また,毎年のように豪雨による斜面崩壊や農地災害が生じています。そこで,我々は,環境地盤工学的な手法(不飽和土質力学,計算力学,有限要素解析,弾塑性論等)を用いて,地盤環境の保全と修復の観点から,主に我が国および東南アジア地域の農地および農業用施設の防災力を高めることを目的に,研究を行っています。
 
本研究室では,環境修復保全を農業施設および農地の防災力の向上と環境保全と捕らえ,それを目的とした研究手段として環境地盤工学手法を用いている。
この図は問題解決のための流れを示している。