○東京農工大学学部における教育研究上の目的に関する規程
| (平成20年4月1日20教規程第6号) |
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(目的)
第1条 この規程は、東京農工大学学則第82条第2項の規定に基づき、東京農工大学(以下「本学」という。)農学部及び工学部の各学科における人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的を明確にする。
(農学部における人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的)
第2条 農学部においては、農学、生命科学、環境科学、獣医学分野の諸問題の解決と持続発展可能な社会の形成に資するため、広く知識を授けるとともに専門の学芸を教授し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させて優れた能力を有する人材を養成することを目的とし、各学科については、次のとおりとする。
| 学科名 | 人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的 |
| 生物生産学科 | 日本および世界の農業を広く深く理解するとともに、農業に関わる最先端の科学と技術に関する知識を身につけ、生産環境、植物生産、動物生産および農業経営経済の分野において優れた基礎的・応用的能力を有する、広い視野に立つ人材を養成する。この目的を達成するため、前記専門分野における革新的学術研究を併せて実施する。 |
| 応用生物科学科 | 分子生命化学、生物機能化学、生物制御学などのバイオサイエンス・バイオテクノロジーの分野において優れた基礎的・応用的能力を有する、広い視野に立つ人材を養成する。この目的を達成するため、前記専門分野における革新的学術研究を併せて実施する。 |
| 環境資源科学科 | 人類が地球環境と調和して生きていくための科学技術を創成することを目指し、生物学、化学、物理学などの自然科学に関する基礎学力を身につけ、環境や資源に関する問題解決に貢献しうる洞察力と探究心をそなえた人材を養成する。この目的を達成するため、前記専門分野における革新的学術研究を併せて実施する。 |
| 地域生態システム学科 | 森林・農村・都会を連続した地域と捉え、農の営みや自然と人間活動の多様な関係を対象として、自然科学と人文社会科学の協働による地域管理・計画に関する知識を身につけ、企業・研究機関・行政機関・地域社会における問題解決型の有能な人材を養成する。この目的を達成するため、前記専門分野における革新的学術研究を併せて実施する。 |
| 共同獣医学科 | 岩手大学との共同教育課程として、「人類と動物の健康と福祉に貢献する」ことを理念に掲げ、両大学が持つ教育資源の活用とスケールメリットを活かした教育体系を確立し、動物の疾病の予防・治療、生命科学、公衆衛生、感染症防疫、食品安全など、多岐にわたる分野において高度な専門知識及び技術と、高い倫理性を兼ね備えた、国際的に通用する人材を育成する。この目的を達成するため、前記専門分野における革新的学術研究を併せて実施する。 |
(工学部における人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的)
第3条 工学部においては、工学分野の科学技術に関する基礎、専門知識・技術、専門性を発揮するために役立つ論理的思考力、表現力、多様性を受容する力や協働性を育む教養を学ぶ機会を提供する。主体性を持って人生を切り開いていくために必要な専門性と、人類が直面している諸課題に対し、多面的に考察して判断し、自分の考えをまとめ、他者にわかりやすく表現することができる能力を有する人材を養成することを目的とし、各学科については、次のとおりとする。
| 学科名 | 人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的 |
| 生命工学科 | 生命に関連する科学技術全てを包含する多彩な学問領域の基礎知識を網羅的に習得した上で、最先端の技術力、論理的な思考力・実行力および国際的コミュニケーション能力を身につけた、あらゆる生命工学分野のニーズに即応して活躍できる国際的な技術者・研究者を養成する。 |
| 生体医用システム工学科 | 現代医療における計測・診断技術に必要な物理学や電子情報工学等を融合した形で体系的に学ぶことで、医療にかかわる工学技術と生物学・医学とを総合的かつ深く理解する能力を有し、従来の学問体系に捉われない柔軟な発想のもとに 革新的な生体医用工学技術の研究開発を行うことができる人材を養成する。 |
| 応用化学科 | 現代社会を支える化学・材料科学領域における諸問題を理解し、解決するために、基礎力、応用力、創造力に立脚した高機能先端材料の創製を通して、最先端の化学が関連する広範な産業に貢献できる人材を養成する。 |
| 化学物理工学科 | 化学と物理の両方を総合的に学ぶことで、社会的ニーズが高まっているエネルギー・環境等のグローバルな課題に果敢に挑戦し、それらを解決できる実践力を涵養する。さらに、課題の全体像をシステムとして俯瞰し、ブレイクダウンし、さらに数理的に取り扱うことで課題の俯瞰・詳細化・最適化を行い、基本原理に立脚した要素技術・システムを提案し開発できる高度グローバルエンジニアを養成する。 |
| 機械システム工学科 | 機械システム工学の発展と革新を通じて、持続可能かつスマートな社会を実現し、人類のフロンティアを開拓するイノベーション人材を育成する。数学・物理を基盤として機械システム工学全般に係る基盤教育を推進するとともに、機械物理科学と知能情報技術等の先端知識や、分野横断的な知を融合した専門教育を実施する。知的好奇心、洞察力と創造力、社会性と倫理観、課題解決力、語学力と国際性を発揮して世界で活躍する技術者を養成する。 |
| 知能情報システム工学科 | 人間と親和性の高い知的な情報システムの創出ならびに次世代の情報社会の基盤となる高度情報システムの構築に必要な教育研究を行う。コンピュータのしくみやプログラミングなど情報工学の基礎から最新の人工知能まで、知能情報システム工学の専門技術を幅広く習得し、現代社会が抱える諸問題の解決に貢献する高度ITイノベーション人材を養成する。 |
附 則
この規程は、平成20年4月1日から施行する。
附 則(平成24年4月1日 23教規程第52号)
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1 この規程は、平成24年4月1日から施行する。
2 平成24年3月31日現在在学している者については、改正後の規定にかかわらず、なお従前の例による。
附 則(平成27年7月1日規程第47号)
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この規程は、平成27年7月1日から施行する。
附 則(平成31年4月1日教規程第12号)
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この規程は、平成31年4月1日から施行する。