2021年度
Anomalocaris
2021飛行ロボットコンテスト一般部門出場機。
最初から某旅客機に似せるつもりではなかったらしいが、試作機の双胴から単胴に変更した際、既に胴体の側面図に実機の図面を用いていたらしい。
マルコプ用の小型モータを搭載したため4インチ3翅ペラを採用、見ためにも都合が良い。双発化による重量増はほぼ感じられず、高電流
(80c)がほしかったため450mAhの激重リポの搭載も可能となった。
大会2日前に塗装したときの思いつきによって左右非対称デザインとし、鼻先と機首上面の黒い塗装(実機の通り)のおかげで左右が自然な
繋がりに仕上がった。予備機が無いのに2機っぽく見せれることも思わぬ利点である。日づけとともに変化するレジ番、何の通信もできない アンテナもどき等のこだわりも見どころ。
本番はパイロットもびっくりの飛行を披露し、141秒で全ミッションを完了、滑走路内帰還まで成功させてしまった。結論、双発化は冒険で はなく普通に性能向上の手法だった。
一般部門 優勝(5連覇)+ベストクラフト賞@第17回全日本屋内飛行ロボットコンテスト
Black berry
2021年飛行ロボットコンテストマルチコプター部門出場機。
前年の機体「麒麟」の改良版。麒麟の強みであった、2層構造による高い剛性や、サーボに負荷がかかりにくい歯車式の投下装置はそのまま
引き継いだが、更に腕の長さを伸ばして安定性を向上させた。その他、脚の間隔を広げて物資を機体直下に置けるようにしたり、ペラガー
ドを強化したりと細かい改良も施している。機体中央に多数の穴をあけて肉抜きも行ったが、大会規定ギリギリの重量で機体審査を通過した。Flight
Controllerには、自動操縦を行うことも見据えてPixracerを採用した。
大会本番では、持ち前の安定性を活かせたものの、予期せぬ電装のトラブルに見舞われ帰還できず、5位となった。
カモノハシ
2021年飛行ロボットコンテストユニークデザイン部門出場機。
複数の関節と計4個のサーボにより、エルロンの滑らかな変形を可能にしたモーフィング翼機である。
エルロンが非常に重いことから、機首を長くすることで重心位置を調整している。
その長い機首部分がカモノハシのクチバシに似ていたことから、そのまま“カモノハシ”と名付けられた。
エルロンの複雑な機構と整備性の悪さから、製作・運用には多大な時間が必要になる。
にもかかわらず、大会の飛行練習中に墜落し、一度大破した。
懸命の復旧作業により本番では安定した飛行が実施でき、結果、チームラボ賞を受賞した。
製作者曰く、「俺の夏がすべて詰まっている」とのこと。
大会後は普通のエルロンを持つ機体に改修され、練習機として運用されている。
ユニークデザイン部門 チームラボ賞@第17回全日本屋内飛行ロボットコンテスト。
Fw190
17代某が初めて製作した機体。
モデルは第二次世界大戦中のドイツの戦闘機.
初製作にもかかわらずスケール機でやたらと凝った形状の部分が多く、製作者の手を大いに煩わせた。
かなり小柄な機体のため機速が早く、製作が雑なため空中では勝手に左にロールする癖がありとても操縦できず、当時の部長の手を借りや っと体育館で飛行。
その後は何度か練習に使われ墜落、大破を繰り替えし退役した。
箱くん
2年生による新入生製作。とにかく四角い。工期短縮を目的に設計(?)された。
深刻なテールヘビーにより、バラスト追加→重量過多となってしまった。