◎ 第2回日本型テニュアトラックに関するシンポジウム・総合評価委員会を開催
|
1月29日(火)、科学技術振興機構地下1階ホールにおいて、「第2回日本型テニュアトラックに関するシンポジウム」が開催されました。 本シンポジウムは、若手研究者が自立して研究できる環境の整備を促進する「テニュアトラック制(若手研究者が、厳格な審査を経て安定的な職を得る前に、任期付きの雇用形態で自立した研究者としての経験を積むことができる制度)」についてのものであり、昨年度に引き続き開催されたものです。 シンポジウムでは、小畑秀文学長の開会挨拶に続き、来賓の森口泰孝文部科学省科学技術・学術政策局長から挨拶があった後、各大学の取り組み状況報告があり、今年度採択された金沢大学、横浜国立大学、東京大学、長岡技術科学大学、北海道大学、早稲田大学、長崎大学、筑波大学、お茶の水女子大学、電気通信大学、信州大学、熊本大学の担当理事などから、各大学がテニュアトラックプログラムの構想及び力を入れているポイントについての発表と、コメンテーターである山脇良雄文部科学省基盤政策課長から、「科学技術振興調整費における活動を、大学の人事制度改革にどう結びつけるかを明確にすること」などについて講評が行われました。 続くパネルディスカッションでは、小畑学長がコーディネーターとなり、採択21大学の中から7名の担当理事によるパネラーに事業についてのコメントをいただいた後、会場から集めた質問に基づき「助教レベルのテニュアトラック制のあり方」や「テニュア審査時の基準」などについて活発な意見交換が行われました。 当日は、大学、文部科学省、JST、新聞社等から160名近くが参加し、日本では導入段階である新しい人事システムについての関心の高さが伺えました。 翌日30日(水)には、虎ノ門パストラルホテルにて、本学の若手研究者の自立的研究環境整備促進プログラムの研究活動状況及びプログラムの進捗状況に関する点検・評価を行う総合評価委員会が開催されました。本委員会は、三輪東京農業大学総合研究所教授を委員長に、本学及び採択大学等の理事・部局長により組織され、議事では「プログラムの実施状況」、「大学運営費によるテニュアトラック制度」などについて説明が行なわれ、今後の若手人材育成拠点の運営や制度設計について活発な意見が交わされました。 | ||||
| ||||