◎「若手研究者の自立的研究環境整備促進」採択大学間の連絡会を開催

 7月24日(木)、科学技術振興機構地下1階ホールにおいて、文部科学省の科学技術振興調整費「若手研究者の自立的研究環境整備促進」の採択大学による連絡会が昨年に続き平成20年度に新規採択された9大学を加え全30大学の参加により開催されました。文部科学省並びに科学技術振興機構の関係者にもご出席いただき、100名を超える盛大な会となりました。
 幹事校である、本学の松永是学術・研究担当副学長から開会挨拶があり、引き続き文部科学省科学技術・学術政策局の川端和明基盤政策課長から、「テニュアトラック制をより良いものとしていただくため、文部科学省はいないものと思って忌憚のない意見交換をお願いしたい」とウィットに富んだご挨拶をいただきました。
 連絡会では、平成20年度採択校から順次事業概要を説明した後、先行の採択大学も含めて活発なディスカッションが行われました。
 続いて、採択大学に対するアンケート調査の結果報告、大学独自予算によるテニュアトラック制度の導入、運営上の課題について意見が交わされ、「採用経費が異なるテニュアトラック教員間の待遇格差」など新たな問題も提起されました。
 閉会に当たり、基盤政策課の高比良幸蔵人材政策企画官から、「各大学が連携して、よい部分を積極的に取り入れ、日本型のテニュアトラック制を普及していただきたい」とご講評いただきました。
 約3時間に渡って行われた連絡会は、各大学のおかれた状況等について情報を共有するとともに、テニュアトラック制度全般を多角的な視点で考える、非常に有意義な会合となりました。