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生越 恵（OHSE Megumi）

研究紹介

近年、環境に低負荷な資源である木質バイオマスへの注目が高まっています。木質資源を効率的かつ高度に利活用するためには、樹木の成長機構を理解することが必要です。

樹皮は樹木の外周を覆う組織で、光合成同化産物の転流・貯蔵や、樹体内部を保護する役割を果たします。樹木が肥大成長と伸長成長を行い長年にわたって生存する為には、その外周を覆う樹皮が継続的に維持されることが必要不可欠です。そのため、樹皮がどのように形成されるのか、その過程や形成要因を解明することは樹木の生理的特徴を理解する上で重要であると考えられます。

本研究では、新たな外樹皮の形成過程と、樹体内における3次元的な分布を観察することで、外樹皮の形成機構を解明することを目的に実験を行いました。