*11 加点式とは,新しい挑戦とその成果を高く評価すると同時に,失敗にペナルティを課さない方式です.それに対し,減点式とは,言われた通りにできなければ失敗とみなし,ペナルティを課す方針です.小学校から大学3年生まで約15年もの間,講義内容をテストで完璧に再現できれば100点,再現に失敗したら減点し,たとえ創意工夫があったとしても100点以上はない,という評価方法が主であった学生は,研究活動に対しても「減点式」が最良の行動指針だと誤解したまま取り組んでしまう場合があります.